< 2017年07月 >
S M T W T F S
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          
アクセスカウンタ

2012年05月11日

GIGNの武器~ハンドガン・その他編~

ハンドガン編の最終回です。
比較的新しく採用されたものや、フランス軍用拳銃をご紹介致します。
それでは見て参りましょう。





●PAMAS G1
(英語:Beretta 92 G)



PAMAS G1は、イタリアのピエトロ・ベレッタ社が1975年に開発したBeretta 92を、フランスのPAMAS社がライセンス生産したものです。
フランス軍の正式採用拳銃としては『PAMAS』とのみ表記されますが、『PAMAS G1』や『PAMAS G』とフルで表記される場合もあります。
この呼称の変化は「フランス軍」と「フランス国家憲兵隊」を区別しているようにも思えますが、残念ながらこの辺の真意は判明しておりません。

性能や特徴はBeretta 92とほぼ同一です。
唯一 特徴的なのはマニュアルセイフティがないことだそうで、コッキング・デコッキング動作と連動していることから、ベレッタ社のバリエーションである92Sと同じくスライド内に安全装置があるものと思われます。
またグリップには『MAS』の表記がありまして、これは『Manufacture d'armes de Saint-Étienne』つまり『サン=テティエンヌ造兵廠』のことを指しております。

国家憲兵隊に広く普及しておりましたので、GIGNが使用していても全くおかしくないのですが…
GIGNが使用している写真等は、全くといって良いほど見られません。

隊員と共に写ってはいませんが、古い本の写真にて発見することができました。
SIG社のP226やP228が登場するまでの間、使用していた可能性が高いです。

【トイガンについて】
WAからガスガン、マルシンよりモデルガンが発売されております。
92FやM9で代用するのも良いでしょう。





●FN ファイブセブン
(英語:FN Five-seveN)



FNファイブセブンは、ベルギーのFN社が1990年代後半に開発した自動拳銃です。
同じFN社製であるP90のサイドアームにあたります。
名称は5.7mm弾を使用し、かつFN社ということで、銃の名前が とても洒落た感じになっております。

5.7mmx28弾は小さい小銃弾のような形状で、非常に高初速で発射されます。
そのため貫通力が高く、100mの距離でもボディアーマーのハードプレート等を貫いてしまうそうです。
スライドやフレームの表面はポリマーで覆われており、熱を伝えにくくしつつ軽量化を図っております。
またグリップのデザイン・設計が凝っており、5.7mmx28弾が20発も入っているとは思えないほど握りやすくなっております。

GIGNでは同社のP90を使用していることもあり、2000年代になってから使用が確認されております。

これは「ボディアーマーの類が比較的 安価になってきており、テロリストが使用する場合もあるため、貫通力の高い5.7mm弾を使用する」という理由からだと思われます。

【トイガンについて】
東京マルイからガスブローバックガンが、マルシンからCO2ガスブローバックガンが販売されております。
マルシンのものはCO2を使用する 新しいもので、速いブローバックスピードと激しいリコイルショックが特徴的です。
CO2ということもあり、従来のガスガンより安定して使用できるでしょう。





以上、『ハンドガン・その他編』で御座いました。
ではでは!  

2012年05月04日

GIGNの武器~ハンドガン・GLOCK編~

今回はGLOCK系オート拳銃の紹介です。
これまた有名な銃ですので、あまり新鮮ではないかもしれません。
それでは見て参りましょう。



●グロック 17
(英語:Glock 17、G17)



Glock 17は、オーストリアのグロック社が1980年代に開発した自動拳銃です。
発表当時は、特殊なポリマー材質や作動機構から敬遠されがちでした。
しかしその高い作動性と比較的安価なコスト等により、今では様々な軍・警察組織で使用されております。

Glock 17はフレームやマガジンの外側、トリガーと周辺機構等がプラスチック製となっております。
特殊なプラスチックである「ポリマー」により、摂氏200℃の高温-60℃の超低温といった環境でも変形しないとのことです。
200℃の環境下で使用することはまず有り得ませんが、-60℃までの低温なら、寒冷地での使用が挙げられます。
こういった場合、ポリマーフレームの銃は「冷えた金属に皮膚が張り付く」といったことを防いでくれるそうです。
作動性も高く、霜で白くなるまで冷やした状態でも問題ないといわれております。

同時に プラスチックは鉄より精製が簡単なので、生産性の向上とコストを抑えることに貢献しております。
フレームにはある程度の柔軟性があるそうで、その形状も相まって、反動を抑えることに成功しております。
さらにトリガーを引く距離が短いため、上記の反動を抑える効果も合わせて 連射が比較的簡単となっているそうです。

その他機構やデザインにも、それまでの銃にはなかった革新的なものが見られますが、あくまでGIGNの使用する武器として紹介しておりますので、この辺は割愛させて頂きます。

GIGNでの使用例ですが、特殊な環境化でも使用できることは特殊部隊にとって大きな要素であるため、GIGNのみならず色々な特殊部隊が使用しております。

Glock 17はGIGNが使用しているGlockシリーズの中で、最も使用されている割合が多いといえるでしょう。



●グロック 19
(英語:Glock 19、G19)



Glock 19はGlock 17直系のショートモデルです。
P226とP228のように改良されている点は特に無いといわれ、本当に純粋に切り詰めただけのモデルだそうです。
そのため、作動性や構造、デザイン等はGlock 17に準ずるといえます。

日本警察のSATが採用しているとのことですが、残念ながら私の情報網では本当なのか分かりません。

GIGNでも使用されていまして、たまに写真でも確認できますが、Glock 17程多くありません。

写真ではMR73と並んでいることから、GIGNでは正式に(?)使用されていることが考えられます。
しかしGlock 19で訓練をしている・射撃している写真は、中々見かけません。



【トイガンについて】
国内外共に、Glock 17、Glock 19のトイガンが発売されております。
東京マルイやKSC等が代表的ではないでしょうか。

個人的にはGlock 17がオススメです。

GIGNの点では映画でも登場しておりますし、何より他の国・組織の装備にも使い回すことが容易です。
コストパフォーマンス的にも 優秀なハンドガンといえるでしょう。





以上、『ハンドガン・GLOCK編』で御座いました。
ではでは!
  

2012年05月02日

GIGNの武器~ハンドガン・SIG編~

今回はSIG系オート拳銃の紹介です。
様々な国の軍・警察で使用されている銃ですので、ご存知の方がほとんどかと思いますが…
では見て参りましょう。



●シグ・ザウエル P226
(英語:SIG Sauer P226)



P226はSIG Sauer社が開発した自動拳銃です。
原型であるP220からダブルカラムマガジンに改良され、装弾数を大幅に増強しました。
長時間水や泥等に浸けても、確実に作動する堅牢さをもっていまして、銃としての耐久性が非常に高いと言われております。
価格は少々高いとのことですが、予算に余裕のある軍・警察組織、及び特殊部隊では幅広く使用されております。

最近は他の拳銃に置き換えられつつある、とのことですが、まだまだ現役で使用されているようです。

【トイガンについて】
東京マルイとKSCから発売されております。
様々なモデルがありますので、お好みで選ばれると良いでしょう。





●シグ・ザウエル P228
(英語:SIG Sauer P228)



P228はP226を小型軽量化したもので、1989年に発表されました。
P226に比べスライド等が短くなったのが大きな特徴ですが、フレームも少しスリムになり、より握りやすくなっているそうです。
またP226より小さくなった分 価格も比較的安くなり、それでいて装弾数が多めなので、米軍をはじめ非常に多くの軍・警察組織に採用されております。

もちろんGIGNも採用していまして、P226よりはこちらのP228を見ることが多いです。
映画『L'Assaut』では、MR73を撃ち尽くした隊員がP228に切り替えて応戦するシーンがあります。

映画の撮影にはGIGNが協力しているため、ある程度まとまった数が使用されているのは間違いないかと思われます。

【トイガンについて】
東京マルイとタナカから発売されております。
前者はエアコッキングガン、後者はガスブローバックガンです。
どちらも一長一短ありますので、お好みで選ばれると良いでしょう。





●シグ・ザウエル・プロ SP2022
(英語:SIG Sauer Pro SP2022)



SP2022は、SIG Sauer社が2004年に開発した自動拳銃です。
いわゆる『SIG Pro』シリーズは1998年に発表・開発され、当初はアメリカの銃市場をターゲットにスタートしていたようです。
M1911ガバメントのような威力を重視したSIGというべき存在だったとも言えます。
しかしSIG Proシリーズは、それまでのP226やP228より安価であるもののH&K社のUSPやGLOCK等よりは高価なため、あまりウケが良くなかったのが現状です。

SIG Proシリーズは最近の流行ともいえるポリマー製ですが、重量がP228より重くなっております。
これはスライドの厚さ等の改良によるもので、「威力のある銃弾を使用すると軽いスライドではリコイルが強くなってしまう」等の問題を解決したため、とのことです。
この「高威力用の構造」で9mmパラベラム弾等を使用しますと、射撃時のコントロールが容易だということが判明しました。
よってSIG Proシリーズは「より洗練された性能を持つ拳銃」となり、それが一つの売りとなっているようです。

SP2022は、フランス内務省の新正式拳銃の採用テストを勝ち抜き、更に改良し採用された、正に最新モデルといえます。
独自のマウントレイルやグリップ等、実にSIGらしさ・フランスらしさが出ていると共に、ランヤードの追加や20mmレイルに対応できる改良を施すなど、まだ進化途中ともいえる存在です。

フランス警察及び国歌憲兵隊に正式採用され、その他の法務執行向け機関にも配備されつつあります。
もちろんGIGNにも配備されていますが、未だ十分な数は揃っていないようです。

このSP2022より、当初の「高威力」という目標が撤廃されたためなのか、SIG Proという名称は消えていっているそうです。

【トイガンについて】
こちらはKSCから発売されております。
フランス国家憲兵隊仕様の『ジャンダルムリ』モデルも発売されておりますので、拘られる方には特にオススメです。





SIG SAUER系のハンドガンはGIGNのみならず多くの警察・軍隊に使用されております。

1挺あるだけで幅広く使い回しができる銃といえるでしょう。

以上、『ハンドガン・SIG編』で御座いました。
ではでは!  

2012年04月28日

GIGNの武器~リボルバー編~

武器の紹介です。
今回はGIGNならではの要素である、リボルバーを見て参りましょう。



●マニューリン MR73
(フランス語:Manurhin MR73)



マニューリンMR73は、1973年にマニューリン社が開発したダブルアクション方式の回転式拳銃です。
MR73はマニューリン社がラインナップで出していたのではなく、フランス警察の要請により開発・採用されたといわれております。
各部品を削り出し加工で製造しているため、仕上げと命中精度に定評がありますが、その分 高コスト・高価格のため、採用はフランス警察およびフランス国歌憲兵隊等の少数にとどまっております。

こちらは分解図です。

この中に高精度の秘密が隠されているかもしれません。
※銃の密造を促す資料では御座いません。

GIGNが使用する武器として非常に有名ですが、先述の通りGIGNだけが使用しているわけではありません。
例えばオーストリアの警察特殊部隊『Cobra(コブラ)』も、1990年代まで使用しておりました。
GIGNが有名になったのは、GIGNが対テロ特殊部隊だからであり、対テロ特殊部隊がリボルバーを主要装備としていることが大きく影響したのだと思われます。

GIGNがMR73を採用した理由としては、やはり高い命中精度と、回転式拳銃特有の作動性によるものとされております。
.357マグナム弾の(当時の水準での)高い殺傷力も挙げられます。

この優れた性能から、GIGNでは8インチモデル及び10インチモデルにスコープとバイポッドを取り付け、狙撃に使用するまでに至っております。
以下、主なバリエーションをご紹介致します。

2.5インチモデル


4インチモデル


6インチモデル


8~10インチモデル

スコープも複数の種類が確認されております。

MR73は開発・採用されて40年近く経ちますが、今もマニューリン社のカタログにラインアップされているようです。

2016年現在、GIGNにおいては第一線から引きつつありますが、そのシンボル的存在から一応は使用され続けています。

【トイガンについて】
さてこのMR73、残念なことにトイガンが存在しておりません
エアガン、ガスガン、モデルガンのどれも存在しないのが現状です。
有名とはいえ「知る人ぞ知る」銃であり、映画やゲームに登場するのも稀です。
市場での期待も薄いようですので、今後もモデルアップされることはないでしょう…





●スミス&ウェッソン M686
(英語:S&W M686)



S&W M686は、1980年にS&W社が開発した、ダブルアクション方式の回転式拳銃です。
M686はシルバーステンレスのモデルで、スチールモデルになるとM586となります。
現在のアメリカでは、コルト社の有名な「コルト・パイソン」の対抗製品という位置付けで、信頼性の高いリボルバーとして知られているそうです。
以下、主なバリエーションをご紹介致します。

2.5インチモデル


4インチモデル


6インチモデル


さてGIGNとの関係ですが、M686はステンレス製ということもあり 水陸両用作戦時を含む「銃が水に濡れる場合」に使用されていたようです。
高精度・高価格のMR73を濡らすわけにはいかないのか、もしくはMR73は濡れてしまうと作動性に問題があるのか、未だ明確な理由は判明しておりません。
国内・海外のウェブサイトおよび書物には、文字だけではありますが 高確率で登場しております。

写真は今のところ1つだけ、発見できております。

非常に少ないですが、使用していることには間違いないようです。

【トイガンについて】
こちらはマルシンとクラウンから販売されております。
クラウンの方はエアコッキングガンとガスガンの2種類がラインアップされており、非常に安価ですが その分質感に劣ります。
マルシンの方はガスガンがラインアップされておりまして、クラウンの方よりは高価ですが 質感は良好です。





●サバイバルゲームで運用するには

「GIGN装備ならリボルバーを使用したい!」と思われる方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。

昨今のトイガン事情では、GIGN装備でリボルバーを使用する場合はM686となってしまいます。

サバイバルゲームでリボルバーをメインとして運用するのは、中々難しいです。
精度面では、やはり東京マルイ製の電動ハンドガンやガスブローバックガンに分があります。
CQBにおいても、リボルバーはトリガーが少し重く火力が低いため 撃ち負けてしまうことも珍しくありません。

映画『L' Assaut』では、MR73を撃ち尽くした隊員がP228へ切替えて応戦するシーンが登場します。

リボルバーとオートハンドガンの双方を持ち合わせるスタイルは、サバイバルゲームでも 作動不良や弾切れ時に有用です。
私自身はオートハンドガンの保険として運用してみましたが、実戦を経験する機会は少ないものの、精神的な「あと1挺あるから大丈夫」という効果はありました。

サバイバルゲームでの実用性はイマイチですが、パッチやバイザー付きヘルメット等と合わせるとGIGNらしさがより際立つ…そんなアイテムといえるでしょう。





以上、『リボルバー編』で御座いました。
ではでは!