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2012年05月18日

GIGNの武器~アサルトライフル・その他編~

今回はその他編ということで、H&K社製以外のアサルトライフルを紹介します。
では見て参りましょう。



●FA-MAS
(フランス語:FA-MAS、FAMAS、
        Fusil d' Assaut de la Manufacture d' Armes de Saint-Étienne)



FA-MASは、フランスのNEXTER(当時はGIAT)傘下にあたるサン=テティエンヌ造兵廠が製造した、フランス製アサルトライフルです。
取り回しや携帯性の向上のため、当時としてはまだ新しかったプルバップ方式が取り入れられております。

プルバップ方式のため長い銃身を確保することに成功しており、またH&K G3やH&K HK21等と似通った機関部を持っているらそうで、セミオート・フルオート・バースト射撃と、安定した射撃ができるそうです。
またこれにより高い命中精度も誇っています。
他にもバイポッドを標準で装備している、射手の利き手に合わせて排莢部を変更できる等、プルバップ方式の難点を上手く工夫し、克服しております。

しかしながら排莢口の迅速な取替えや、機関部の作動音や硝煙等、解決することが難しい点もあります。
またコッキングハンドルがハンドガード上にあるため、キャリングハンドルを外し直接レイルシステムを取り付けることが難しいそうです。

バリエーションとしては『G2』や、キャリングハンドルではなくレイルシステムを装備した『FELIN』が挙げられます。


スタンダードモデルのF1も、従来は使えなかったM16のマガジンが使用できるようになる、セレクターの交換が容易になる等、少しずつ改良されているようです。
登場から約40年経った今でも現役で、尚且つイギリスのL85のような欠陥や試行錯誤も少ないため、プルバップ方式のアサルトライフルでは非常に成功した例となっております。

GIGNでの使用例ですが、文面上では頻繁に出て来ているものの、中々写真が確認できない銃となっておりました。

こちらは1988年、『ウベア島事件』でのGIGN隊員です。

映画『L'ORDRE ET LA MORALE』でも登場しております。

こちらは1990年代後半、暴徒鎮圧訓練での写真です。
説明ではGIGNとのことでしたが、おそらくは一般の機動憲兵隊かと思います。

左の隊員がFA-MASを使用していますね。

2015年の一連の事件時には、はっきりと使用が確認されました。

一番右側の隊員がF1を使用しております。
長年モヤモヤしておりましたが、ようやく判明致しました。

【トイガンについて】
やはり東京マルイ製のものが最も有名でしょう。
新しいモデルではないもののコストパフォーマンスが高く、ゲームでの運用に十分耐える優秀な銃です。





●SIG SG543
(英語:SG543)



SG543は、シグ社(現在のスイス・アームズ社)が1970年代に開発していたSG540シリーズのショートカービンモデルです。
シグ社は1960年代にSG530を開発したものの、精密な機構ゆえに高コストとなり失敗してしまったらしく、方針を変えてSG540を開発する運びとなりました。
そこでSG540は「AK-47のような単純で堅牢な構造と確実な作動性」を念頭に開発され、同時にコストを抑えることに成功したモデルとなりました。

SG540シリーズはお馴染みのマニューリン社でライセンス生産され、FA-MASが採用されるまでの間 フランス軍を支えておりました。

GIGNでも(創設された年代と同じであるため)使用されていたとのことですが、残念ながら写真の発見には至っておりません。

【トイガンについて】
現在は残念ながら存在しておりません。
昨今のトイガン事情ではSG550でさえ影が薄めのため、モデルアップされる可能性は極めて低いです…





●SIG SG550
(英語:SG550)



SG550は、シグ社が1980年代に開発したアサルトライフルです。
5.56mm弾を使用するアサルトライフルの中でも、高い命中精度を誇っているといわれます。

アメリカの影響を受けて企画されたものでしたが、機関部の構造はAK47を単純化させたものとなっているため、作動性・耐久性共に良好となっております。
またプラスチック製の半透明のマガジンを導入しており、マガジン同士連結できることから、G36の先駆けともいえる要素を持っております。
さらに銃口の近くには、銃身の熱に反応し色が変化する特殊な金属部品が付属しているなど、使用者にとって配慮されている点が多いといえます。

これらはスイスが中立国であり、なおかつ国民皆兵制であるからと思われます。
実際、兵役を終えた国民にはSG550が給与されるそうです。

GIGNではSG550と その短縮モデルであるSG551、およびSG552が配備されております。


FA-MASにも同じことが言えますが、どちらも高い命中精度を誇っていおり、作動性が良好であることが、GIGNに使用されている大きな理由だと考えられます。

こちらは1990年代の写真です。

右側の隊員が使用しております。

2015年の一連の事件でも、相当数が確認されております。

一気に近代化された印象です。

【トイガンについて】
東京マルイやG&G、ICS等のメーカーから数種類 発売されております。
最近は中々 日の目を浴びない銃ではありますが、他には見られない特徴を持つ「趣のある銃」かと個人的に思っております。





●FN SCAR
(英語:FN SCAR
     Special operations forces Combat Assault Rifle)



SCARは、ベルギーのFN社が開発しているアサルトライフルの5.56mm弾モデルです。

基本的な設計指針は、FN社のFNCに近代的な改良を加える、といったものでしたが、現状はほとんど別物となっております。
機関部ではM16、M4で不満とされている信頼性を向上させ、高い作動性を実現しております。

この他、レイルシステムを大幅に取り入れ、また7.62mm弾モデルと互換性を持たせつつ、バレルの交換・長さ変更も比較的に容易にできる等、これまでのアサルトライフルにはなかった“汎用性”を備えている“モジュラーライフル”となっております。
よって狙撃モデルからCQBモデルと、非常に幅広いモデルアップがされております。
後者は大幅なコストダウンにも繋がっているそうで、大量に配備したい米軍の思惑を考慮していることが窺えます。

GIGNでは文面でのみ確認されておりますが、PI2Gでは使用が確認されております。


国家憲兵隊の部隊間で武器が共有されることは珍しくありませんので、GIGNも試験的に運用していることでしょう。

こちらは国家警察のSCAR-Hです。

タンカラーのため非常に分かりやすいです。

GIGNに限定した場合、採用・大量配備までは至っておらず、おそらく試験段階の時点でHK416に押されているものと思われます。

【トイガンについて】
大量に出回っておりますので、ガッツリ割愛させて頂きます。
人気商品であり レビューやインプレも多いですから、購入に困ることはまずないでしょう。





●M4
(英語:Colt M4 Carbine)



映画・ドラマ・ゲーム等、あらゆるジャンルでお馴染みのアサルトカービンです。
最早 説明等は不要かと思います。

GIGNは採用しておりませんが、オマケ的に載せてみました。


他国の特殊部隊との訓練時にて、M4またはM4クローンの類を使用している写真が、極少数ながら存在しております。

また2012年にパリで行われた催しでは、ソレっぽく展示されていたことがあります。

フランス国家憲兵隊の広報担当の方が「大体こんな感じで、もうテキトーでいいや!」という姿勢だったのかは分かりませんが…
「そこまで拘らなくていいや!」という方には、良い参考例となるのではないでしょうか(^-^;)





以上、『アサルトライフル・その他編』で御座いました。
ではでは!   

Posted by Lure at 23:23Comments(0)アサルトライフル

2012年05月17日

GIGNの武器~アサルトライフル・H&K編~

今回はアサルトライフル、H&K編です。
それでは見て参りましょう。



●へッケラー&コッホ HK33
(ドイツ語:HK33)



HK33は、H&K社が1960年代に開発したアサルトライフルです。
外観的にはH&K G3を一回り小さくしたもので、5.56mmx45 NATO弾を使用できるよう設計されております。

G3と比べると 全体的なサイズや重量が小型化・軽量化され、G3より10cmほど小さく、600gほど軽くなっています。
弾薬も小型となったため反動が小さくなり、かつ装弾数を30発に増やすことに成功しております。
精度も良好で、派生型にHK33 SG1といったマークスマンライフルがある等、G3の高い命中精度を受け継いでいることが分かります。

GIGNでもマークスマンライフルの位置付けとして使用されております。

このため突入時には狙撃班としてではなく、突入班に随伴していることが多いです。

【トイガンについて】
KSCとClassic Armyより、電動ガンが発売されております。
KSC製のものは、東京マルイや海外製電動ガンとは違った独自のシステムを持っているそうで、「性能は良好なものの操作を誤ると案外簡単に故障してしまう」等の意見が多くあるようです。
しかし誤った使用をしなければ壊れることは少ない、ということですから、気に入られた方は購入されても損はないと思います。





●ヘッケラー&コッホ G36
(ドイツ語:HK G36)




G36は、H&K社が1990年代に開発したアサルトライフルです。
1996年にドイツ連邦軍に正式採用された他、多くの国で運用されています。

特徴として、銃全体にポリマーとグラスファイバー(?)を複合した材質を使用しているそうで、ストックは伸縮式ではなく折りたたみ式となっております。
またマガジンは半透明になっており、残弾数の確認が容易な他、連結して「デュアルマガジン」とすることが可能です。
さらに特殊なアタッチメントを使用することで、STNAGマガジンを使用することも可能だそうです。

この他、光学照準器を2種類装備している等、それまでのアサルトライフルにはなかった要素が盛り込まれています。

G36Cは光学照準器の代わりにレイルシステムが装着されていますが、他のモデルもG36Cと同じくレイルシステムを装備したものが存在しております。

これらは欧州の軍隊が使用しているようで、キャリングハンドルやストック等の部分にも、様々なバリエーションが存在しております。

GIGNではKことKurz(クルツ)、及びCことCompact(コンパクト)の使用が確認されています。



格好良いですね。

こちらはAG36ランチャーが装着されております。

GIGNとしては非常に珍しい例です。

【トイガンについて】
国内・海外製共に、次世代電動ガンやガスブローバックガンと、実に多種多様なモデルが発売されております。
膨大過ぎますので、割愛させて頂きます…





●ヘッケラー&コッホ HK416
(ドイツ語:HK416)



HK416はH&K社が2000年代に開発したアサルトライフルで、「エンハンスド・カービン」等とも呼ばれております。
当時、H&K社がイギリス軍のL85の改修を請け負っていたため、アメリカ軍もM4カービンの改修を依頼しました。
この改修されたモデルの最終形態が、HK416と呼ばれるものだそうです。

作動機構はショートストロークピストン式へ変更され、レイルシステムを追加、マガジンをスチール製にする等、M4カービンから多くの点が改良されております。
また作動不良や銃身の寿命等の面でも、大幅に改善されているようです。

GIGNの使用例ですが、当初はG36程 使用率が高くなかったものの、現在はそれらを上回る数が確認されております。



M4とは少し異なる、独自のスタイルが伺えますね。

2013年以降に公開された写真から考えますと、今後GIGNが使用する銃の中で中核を担う存在になりそうです。


2015年の一連の事件時でも、相当数が確認されました。

こちらはランチャーが装着されております。

イカツイです。

【トイガンについて】
こちらもG36と同じく、国内・海外製問わず色々なメーカーから発売されております。
あまりにも膨大過ぎますので、割愛させて頂きます…





●ヘッケラー&コッホ HK417
(ドイツ語:HK417)



HK417は、HK416の7.62x51mm弾モデルです。
Assaulterモデルの他に、Recce(レシー)モデル、Sniper(スナイパー)モデルが存在していることから、アサルトライフルとしてはM14と同様の「バトルライフル」に分類できると考えられます。

HK416はM4カービンの改修案の1つでしたが、HK417はマークスマンライフルとして“デザインされたもの”なので、改修というよりは新しく開発された武器となります。
マガジンはG36のような半透明のもので、また従来のG3のマガジンを使用することも可能とのことです。

GIGNでは上記のHK416と同じ時期から使用されているのでは、と考えております。

突入班に随伴していることが多いため、HK33と同じ位置付けなのではないでしょうか。

【トイガンについて】
東京マルイ、VFC等から発売されています。
HK417ならHK416と同じく売れる見込みは十分にありますから、近いうちに他のメーカーさんからも発売されるかもしれません。





以上、『アサルトライフル・H&K編』でした。
ではでは!  

Posted by Lure at 22:38Comments(2)アサルトライフル