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2018年01月30日

GIS装備:雑記

今回はイタリアの国家憲兵ことカラビニエリの特殊部隊、GISについてです。



GIS(Gruppo d’ Intervento Speciale:特殊介入部隊)は、非常に有名なカラビニエリの特殊部隊です。
Wikipediaでも簡単に紹介されておりますが、百聞は一見に如かず…映像をお楽しみ下さい。



ドキュメンタリー番組等もYouTubeで閲覧して頂けます。

GISは、その知名度とは裏腹に謎が多い部隊です。
公式ホームページやSNS、Wikipedia等の面では…例えばGIGNについては、GISに比べれば情報が豊富といえるかもしれません。
もちろんGISもメジャーになればなるほど、豊富になっていく可能性があります(^-^;)





1.まえがき
発端はCasco Ubottヘルメットの入手です。

1980~1990年代のGIGN装備用として購入したものですが…

タグを見る限りイタリア製だったため、出処や使用例を調べるようになりました。

過去にGIGNを調べている中で、カラビニエリのGISを目にする機会があったことも、キッカケの一つかと思います。

映画やゲームでメジャー入りを果たしたGIGNに比べて、カラビニエリの特殊部隊は未だにマイナーなため…
このブログを始めた当初と同じような、「マイナーならでは」の魅力もあります。

そんなこんなで、ヘルメットの本来の使用例を探しつつ、カラビニエリの装備を調べていくようになりました。

ご存知の方が沢山いらっしゃるかと思いますが、カラビニエリでも多種多様な装備品や武器が使用されております。

しかしながら、私自身はカラビニエリ入門者ですので…質の高い情報でもって網羅することはできません。

今回の記事は「雑記」ということもあり、ほんの極一部の簡単な考察となっております。
私自身の個人的なメモ張といえるような、お粗末な状態です。

GIGNと同じく、調べて掘り下げながら改訂していく必要があります。
あらかじめご了承下さい。





2.パッチと服装
各国の特殊部隊と同じく、GISでも様々な種類の衣服が使用されているようです。

●パッチ

GISでは、最近の装備例においてもパッチが少なめのようでして…

この丸型パッチとイタリア国旗のパッチ以外(血液型パッチ等)は、あまり装着しないようです。

代わりに、スーツや勤務服等では階級章等を装着されているようです。


●アサルトスーツ(フード無し)

ツナギ状の服装です。
厳密には通常のフライトスーツ等の類かもしれません。

上記のようなジッパー式が多数派のようですが、中にはGIGNのスーツと良く似たものも使用されていたようです。

どちらも放出品の類は発見できておりません。
一方で、フランス国家憲兵隊や国家警察向けの民生品とデザインが似ておりますので、代用は可能かと思います。


●アサルトスーツ(フード有り)

フード付きのツナギ状の服装です。

フードのあるアサルトスーツは、両腕の敵味方識別用ポケット、肘と膝部分のパッド等が しばしば確認できます。

SASのスーツと よく似ておりますね。

GISではニーパッドを併用することが多いように思われますが…

2010年代に至るまで、装着していない隊員もいらっしゃるようです。

2016年代には、カバーオールにニーパッドを装着している隊員も確認できます。

そういった民生品が存在しているのかは不明ですが、個人的に好きな形態の服装です…楽そうなので(笑)


●Vegetato迷彩服

腕の露出部分しか確認できないため、一般的な戦闘服なのかDefcon5等の製品なのか、見分けることができません。
国内でも入手可能な迷彩服ですので、ご存知の方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。


●カラビニエリの服

いわゆる勤務服に含まれるかと思います。
ロシア警察も そうなのですが、この黒に赤ラインというカラーリングが個人的に大好きです!

カラビニエリの服は国内では あまり見かけませんが…
イタリアではAmazon.itをはじめ、色々なショップで販売されているようです。
最新型ではないかもしれませんが、放出品の入手は十分可能かと思います。


●イタリア軍のフライトスーツ

オリーブ色のフライトスーツです。
ラグラン袖のような縫い目が特徴的です。
数年前までは放出品が出回っていたようですが、残念ながら最近は見かけることがありません…


●私服

フランスのBRIのように多くはありませんが、極少数 写真が見られます。
イタリア製の服という時点で、その辺のレプリカ品よりは高価になるかもしれません。
超個人的な俗称として「私服ニエリ」と呼んでおります(笑)


余談ですが…
1990年代~2000年代までのGISでは、腰のベルトを しっかりと締められている印象があります。

もちろん、装具をしっかりと留めるためであることは明白ですが…
イタリア軍のコンバットジャケット等で見られるように、どことなく「ウエストのスマートさ」も強調されているように思います。





3.ベスト
いくつかの点を除いて、謎の多い装備品です。

●タクティカルベスト

GISで見られるベストの一つです。
正式な名称は不明です…

肩部分は革製のようで、各所のドットボタンと合わせて、渋くて格好良い印象です。

またベスト正面の中央部分は、ジッパーで継ぎ足しができるようです。

外してしまっている隊員さんも多く見られます。

レプリカとしては、MFH社から『Weste SWAT』等という名称で販売されているようです。

価格はドイツでは€70を切ることが多いですが、イタリアでは€70以上のことが しばしばという、少し皮肉な相場のようです。
その他、Viper社の製品も存在しているようですが、当然ながら違い等については調べられておりません…


この他にも、GISでは様々なベストやボディアーマーが使用されております。

最新装備ではフランスやドイツと同じように、パルステープを備えたアーマーベストを使用しているようです。
この辺りはGIGN等と同じく、RMV等で代用できるかもしれません。





4.ヘルメット
今回の考察の発端となった装備品です。

●Superubott/Casco Ubott

情報が少ないため詳細不明のままですが、少なくとも1980年代には一定の数が使用されていたようです。

全体的な形状は ほぼ同じように見えますが…
・ヘルメット本体の色
・ヘルメット本体の仕上げ(つや有り・つや無し・エンブレムの有無等)
・ヘルメット内部のライナー
・バイザー基部
・バイザー部のネジの有無
…等の点において、時たま違いが見られます。

GIGNでは1980~1995年頃までの10年程の間しか使用されておりませんでしたが…

GISでは後述のバイザー付きヘルメットと並んでいる写真もあり、長きに渡って使用されていたことが伺えます。

同ヘルメットのオプションとしては、ヘルメットカバーが確認できます。

別の部隊では迷彩のカバーも使用されておりますが、そちらは後述させて頂いております。


●バイザー付きヘルメット

MSA社製であろう、お馴染みのヘルメットです!

フランスを引き合いに出す場合は、海軍コマンドで使用されているヘルメットが酷似しているかと思います。

写真はYouTubeより、海軍コマンドのTrepel 隊です。
バイザー基部のリング(手榴弾のピンのような外観のもの)が共通点ですね。
一方でフランス国家憲兵隊・国家警察のヘルメットとは、バイザー基部が少し異なっております(台形の金具がありません)。

ヘルメットだけ新しい…という装備例も見られますが、スーツやベストには拘りがあるのでしょうか。


●PASGTタイプ ヘルメット

こちらもお馴染みのヘルメットですね。

GISでは、イラク派遣時等でも着用されていたようです。

ヨーロッパの軍や警察のヘルメットは、PASGTと似て非なるものが多く…
例えばイタリア陸軍のヘルメットは「耳部分の凸凹がハッキリしていない」という特徴があるようです。
カラビニエリでは その特徴が当てはまらないこともありますが、詳細は調べられておりません。





5.グローブ
比較的お手軽に、かつ忠実に再現できる装備品です。
様々な種類のグローブが一度に着用されていることが多いため、今回は極一部だけピックアップしております。

●オペレーターグローブ

1990年代から2016年代に至るまで、大量の着用例が見られます。
お馴染みのHatch社やSafariland社、そしてRothco社等々…色々なメーカーから似たようなグローブが販売されておりますね。


●SWATグローブ

GIGNでもお馴染みのグローブです。
こちらもオペレーターグローブと同じく、長らく使用されているようです。


●Mechanix Wear社のグローブ

最新装備としては著名なグローブです。
GISでは少数のようですが、今後増えていくかもしれませんね。


この他、ノーメックスグローブやケブラーグローブ…



最新装備では、お馴染みのOakley社のグローブも見られます。





6.その他の部隊
ヘルメットについて調べていく中で、GIS以外の部隊でもSuperubott/Casco Ubottヘルメットの使用例を見かけました。

●MSU

L'unità specializzata multinazionale(多国籍特殊ユニット)、略称「MSU」です。
KFORことコソボ治安維持部隊にて、イタリアのカラビニエリとフランス国家憲兵隊、そしてエストニアの陸軍等から編成されていたようです。

Superubott/Casco Ubottは現地で着用していたのか、派遣前の訓練で着用していたのか、その辺りは把握できておりませんが…

1999年以降も同ヘルメットが使用されていたことが伺えます。


●Tuscania

1º Reggimento carabinieri paracadutisti(第1カラビニエリ連隊)、通称「トゥスカーニア」です。
トスカーナ州のリヴォルノに位置する基地、または司令部を拠点としているようです。

イタリア軍の戦闘服(ウッドランド迷彩)やビアンキのホルスター等、初心者の私でも判別できる装備が見られます。


革製であろうグローブやブーツが渋く、格好良い印象です。


●Cacciatori Calabria

Squadrone eliportato carabinieri cacciatori Calabria(カラビニエリ ヘリコプター猟兵隊?)です。
通称としては「カラブリア」「カラブリア猟兵隊」そして単に「猟兵隊」等、いくつかのパターンが見られます。

「cacciatori」につきまして、辞書では「hunter」や「ranger」等の英訳例がありましたが、ヨーロッパらしく「猟兵」とさせて頂きました。
私自身、イタリア語を全く存じませんので…間違っている可能性が高いです。

情報は少ないものの、イタリア版のWikipediaには少し詳しく書かれておりまして、特に犯罪組織に対する任務に従事しているとのことです。

ウッドランド迷彩のヘルメットカバーが特徴的ですね。

カラブリア州のヴィボ・ヴァレンツィアに位置する基地、または司令部(Gruppo operativo Calabria)が拠点のようです。

また、パッチには2つ程のデザインが存在しているらしく、ヘリコプターの向き(正面または横向き)で見分けることが可能です。
これらがデザインの新旧によるものなのか、そもそも別の部隊なのか、その辺りは調べられておりません。


●NOCS

Nucleo Operativo Centrale di Sicurezza(治安作戦中央部隊)、略称「NOCS」です。
こちらはイタリア国家警察の特殊部隊になります。

現在はMSA社らしきヘルメットやOps-Core社のヘルメット等の着用例があり、他国の特殊部隊と似たような外観です。

GIS等と同じく、何故かMP5はスライドストックであることが多いです。

海外の記事では、女性の隊員さんについても取り上げられておりました。

「prima donna dei Nocs…」すなわち「NOCSのプリマドンナ」ですね。
『オペラ座の怪人』等をご存知の方なら、これだけでピンと来られるのではないでしょうか。

一方で、Superubott/Casco Ubottが使用されていた時代には、いわゆる『防弾フルフェイスマスク』も使用されていたようです。


オールドスクールなNOCS装備も興味深いですが、入手難易度も高そうですね。





7.おわりに
ということで…お送り致しましたが、お楽しみ頂けたでしょうか。

やはり私自身がカラビニエリ入門者ということもあり、とても内容の薄い記事となっております。
武器に関しては写真から見て取れますが、いくつかの装備品(特にブーツ等のフットウェア)に関しては、まだ十分に考察できておりません。
ですので、リンク先のYouTubeの動画以外は価値がないかもしれません(-"-;)

個人的には、GIGNより更にマイナーということもあって とても魅力を感じておりますが、予算の都合上 装備収集は難しいかと思います。

一方で、私は海外映画『L' Assaut』からGIGNに興味を持ったため、GISも映画にならないかなぁ…等と考えております。
ベレッタやべネリといった銃が登場・活躍するだけでも、イタリアの対テロ特殊部隊らしくて、良い画になるのではないでしょうか(^-^)

『更新情報』でも嘆いておりましたが、『Rainbow Six: Siege』ことR6Sの情報も定期的にチェックしております。
UBI softがマイナーなSuperubott/Casco Ubottヘルメットを起用することは無いかと思いますので、あまり真剣に考えてはいません(笑)
もし起用されたら…装備を再現するか、友人に土下座しながら同ヘルメットを寄贈するか、はたまた売り払うか…という感じです(゚Д゚;)
もちろん同ヘルメットの有無に限らず、装備考察だけはやってみようと考え中です。

2018年3月、R6SにおけるGISのオペレーターがアナウンスされました。

バイザー付きヘルメット姿のGISを期待されていた方々には申し訳ありませんが、個人的にはホッとしております。

ではでは!



◎参考用リンク

・イタリア国家憲兵隊 カラビニエリ 公式HP
http://www.carabinieri.it/

・Corpi d'elite.net
http://corpidelite.net/afm/

・Gilberto Cervellati.com
https://gilberto-cervellati.photoshelter.com/

・Fabrizovilla Photojournalist
http://www.fabriziovilla.it/  

Posted by Lure at 23:00Comments(0)◆その他