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2012年04月04日

パッチについて

今回はパッチについてです。
たったのパッチ1枚だけですが、GIGN装備を考える上ではとても重要なものだと思っております。



GIGNのパッチは数種類存在していますが、中々流通していません。
米軍の部隊パッチは石を投げれば当たるくらい、むしろ向こうから飛んできそうなくらい目にしますが、GIGNは中々お目にかかれません。

GIGNでは、少なくとも3つのデザインのインシグニアパッチが使用されておりました。

左から、1974年創設当時のデザイン、1980年前後に登場したデザイン、そして2007年頃に登場したデザインです。
最近はPVCパッチ等の新しい種類も確認されております。





1.初代パッチ
一番初めに使用されていたパッチです。


未だに実物・レプリカ共に出回っているのを見たことがありません。





2.オールドスクールなパッチ
映画でも登場しておりました、オールドスクールなパッチです。

ブログを開設したのは2012年でありますが、開設にあたって画像等を探し始めた時は、こちらのパッチの割合が多かったです。
今では激減してしまいましたので、少し残念です。

フルカラーでシンボルマークを囲むように「Groupement D'Intervention Gendarmerie Nationale」の文字が縫われています。
フランス語で長ったらしい故に、ご存知でない方には「どこの部隊?」「これ何?」と言われてしまいます。

こちらはネイビーブルー版です。

アサルトスーツに縫い付けることが前提の色調です。
色調が抑えられ単色になっています。

こちらはOD版です。

使用例は上記の2つよりも遥かに少ないですが、CE迷彩との組み合わせは中々のものです。





3.現行のパッチ
次に「GIGN」の文字が入ったタイプです。

今では一番有名なデザインとなってしまったのではないでしょうか。
上の旧デザインと違って「GIGNだ!」と一発で分かるデザインです。

こちらはネイビーブルー版です。

どことなくシックですね。

こちらはOD版です。

CE迷彩等の迷彩衣料に合わせてデザインされたものです。

最後にタンカラー版です。

言うまでもなく、砂漠迷彩に合わせてデザインされております。





4.リフレクターパッチ
アメリカの「SWAT」や「FBI」等で見られる、大きな文字が入っているパッチです。

これといった特徴がないためか、インシグニアパッチよりも注目を浴びないパッチです。

とはいえ、『GENDARMERIE』等と共に販売されているお店もありますので、個人輸入が可能な場合は入手できるかと思います。
単純なデザイン故に、自作したりされても良いかもしれません。





5.四角形のパッチ
2015年以降から見られる、四角形のパッチです。


詳細は不明ですが、GIGNの文字が入った これまでにないデザインとなっております。

なおアフガニスタン派遣時には「STU GIGN」の文字が入ったパッチが使用されておりました。


こちらのパッチによる影響…かもしれませんね。





6.その他のパッチ
2015年以降からは、GIGNでも色々なパッチが装着されるようになりました。

中でもフランス国旗のパッチや血液型パッチが多く見られます。

中には、完全に隊員さんの好みであろうパッチも見られますね。

装備を忠実に再現するのも良いですが、好きなワッペンを装着しするのもサバイバルゲームの楽しみの一つといえるでしょう。





7.サバイバルゲームで使用するには
インシグニアパッチのいずれかを「左上腕部」に縫い付けることで、普通のBDUやアサルトスーツもGIGNっぽくなるのですが…
基本的な要素でありながら、長らく入手ルートが限られた状態でした。

そんな中、現行のパッチは国内でも入手可能な時代となりました。
現在、実物・レプリカの両方がbttc. さんから販売されております。

レプリカは実物を忠実に再現されており、GIGN好きな方には特にオススメの品だと思います。

一方で、旧デザインのパッチは相変わらず入手困難な状態です。
eBay等では、レプリカが頻繁に出品されておりましたが…最近は国内のヤフオク等でも見られるようになっております。

私がこれまで所持していたパッチは、全てeBayで購入したものでした。

安価な代行屋さんも複数存在しておりますので、個人輸入に抵抗がある方は、そちらを利用されると良いでしょう。

もちろん「何も装着していない」という事例も多くなっております。
パッチがどうもネックだと思われる方は、何も無しでも大丈夫かと思います(^-^;)





以上、『パッチについて』でした。
ではでは!  

Posted by Lure at 19:43Comments(2)服装・パッチ等

2012年04月04日

服装について:基本編

今回はGIGNの服装についてです。



GIGNの服は、他国の特殊部隊と同じく実に多種多様です。

これらの中でも、GIGNではCT(カウンターテロ、対テロ)装備が最も有名かと思います。

最も多く目にするイメージという感じですね。

一言に「GIGNの服装」と申しましても、いわゆる「アサルトスーツ」に限った場合でも、1980・19990年代~2010年以降の極最近まで、多くの種類が確認されております。
特殊部隊故に、バラバラの服装であることも しばしばです。

こちらでは、その中でも主要なものをご紹介させて頂いております。





1.アサルトスーツ(1970~1990年代)
GIGNの創設から間もない1970~1980年代は、国家憲兵隊(特に機動憲兵隊等)のものと ほぼ同じスーツが使用されていたようです。

フランス軍で広く使用されたジャンプスーツと よく似たデザインですが、ブルゾンとの併用も多く見られます。

1980年代には、2つのジッパーが特徴的なジャンプスーツが使用されるようになりました。

このスタイルのスーツは現在も あまり形を変えることなく、一般の国家憲兵隊で使用されております。





2.アサルトスーツ(1990年代~2000年代まで)
1990年代に登場したアサルトスーツで、現在のデザインを ほぼ確立したモデルといえます。

写真は書籍『Le GIGN en action』に掲載されているものです。

こちらは海外のコレクターさんが所有されている実物です。


写真からは、接着剤もしくはアイロン接着にてパッチを装着していたことが伺えます。
また下記のスーツが登場するまでの間にも、ポケットやジッパー、パッチの装着方法等、多少のマイナーチェンジがあったようです。

ご存知の通り、GIGNでは既に見られなくなってしまったモデルですが…

現在の機動憲兵隊やPSIG等を中心に使用されているアサルトスーツと、ポケットやジッパーの構成、色等が良く似ていることから…
これらの基礎・源流となったモデルとも考えられます。





3.アサルトスーツ(1990年代~現在)
2000年代から見られるようになった、写真や映画等でお馴染みのアサルトスーツです。

分かり易かったので、1/6フィギュアの画像で代用しております。

主な特徴として…
・SAS等のそれとは違い、フードがない
・両胸、両上腕部分にボタン付のポケットがある
・両肘、両膝部分に独特の形の『アコーディオンパッド』がある
・腰や肩の間接部分がジャバラのようになっている
…といった点が挙げられます。

エルボーパッド・ニーパッドは凹凸のあるものでして、他国の特殊部隊では見られない独特のものとなっております。
海外のサイトでは俗称として『アコーディオンパッド』等と呼ばれておりまして、「間接部を曲げた時、一枚のパッドより柔軟にフィットする」とのことです。

ジャバラのような関節部分も、柔軟な動きに適しているといえます。

また胸や上腕部分には、左右共にスナップボタン式のポケットを備えております。
パッチのすぐ下に位置しているので、何気なく目に入る点ですね。

最近ではベルクロ式のタイプも混在しておりますが、スナップボタン式もまだまだ現役です。

これらのアコーディオンパッド・ジャバラ部分ですが、双方とも年代やメーカーによって細かい違いが見られます。

主にパッドの幅や数、ジャバラ部分の大きさで見分けることが可能ですが、それなりの種類が存在していると思われます。

現在では、新しいモデル・古いモデルが混在しております。

上腕のポケットの形状で ある程度の判別が可能でして、従来通りのスナップボタン式とベルクロ式の他、ジッパー式やポケットの無いタイプ等、様々なスーツが確認できます。





4.アサルトスーツ(2015年~現在)
2015年の『パリ同時多発テロ事件』以降、いわゆるタクティカルメーカーの製品が確認されるようになりました。

写真は海外雑誌『RAIDS』より、既に相当数が着用されていることが分かりますね。

このスーツはドイツのWintex社等が製造しており、似たようなスーツもスウェーデンやフィンランド等のショップで確認できます。

膝のパッド部分は本体と異なる素材でできており、上腕部のポケットも これまでのGIGNのアサルトスーツとは違った位置になっております。





5.アサルトスーツ(黒色)
1990~2000年代まで、極短期間に使用されていたアサルトスーツです。

試験的に運用されていたのか、隊員が独自に使用していたのか、詳細は不明です。

上記の写真では紺色と黒色の区別がハッキリとしておりますが…

2000年代に使用されていたスーツは、太陽光の当たり方によっては濃紺ともいえる色合いになる等、少し微妙な色合いとなっております。





6.F1戦闘服/F2戦闘服/ジャンプスーツ
フランス軍のオリーブ色の戦闘服です。

1980年代から現在に至るまで、特に射撃訓練等の写真で着用例が見られます。


1970年代末期~1990年代初期までは、上下分割型のF1/F2戦闘服の割合が多かったようですが、1990年代後半以降はツナギ型のジャンプスーツが主流となっております。

対テロ装備での写真は少なめです。

映画『L' Assaut』や『L'Ordre et la Morale』の双方でも…


オリーブ色のスーツを着用した隊員の方々が登場しております。

特に『L'Ordre et la Morale』で扱われました1988年の『ウベア島事件』では、主役といえる装備になっております。


映画では登場しておりませんでしたが、実際の写真では少数のバイザー付きヘルメットと併用されているものも見られます。

他にオリーブ色のスーツが使用された例としましては、GSIGNとしての訓練時の写真があります。

肘や膝にはアコーディオンパッドは装備されておりません。

GSIGNについては『関連部隊』をご覧下さい。





7.迷彩服
どういった迷彩が使用されているのか、順番に見て参りましょう。

●CE迷彩


まずはフランス軍でお馴染みのCE迷彩です。

日本国内では「CE迷彩」と呼ばれておりますが、フランスでは「CEC(Camouflage Europe Centrale)」と呼ばれることもあります。

GIGNが使用するCE迷彩服は ほとんどが通常のアサルトスーツと同じ型で、肩や腰等の部分がジャバラ状となっております。

こちらはアフガニスタンへ派遣された際の写真です。

他のフランス特殊部隊に見られるUBAS(アンダーボディアーマーシャツ)を着用しております。

Arktis社の製品なら、他のフランス軍特殊部隊の装備と併用することも可能かと思います。

過去の空挺降下訓練等では、オリーブ色とCE迷彩が合わせて着用されていることもありました。

防寒を考慮しているのかもしれませんね。


●CE迷彩の亜種

Camopedia等で「CE迷彩の亜種」とされている迷彩です。

GIGNではPI2G創設と指導時に ほんの少しの着用例があったのみとなっております。


現在は主にPI2GやRAID等の国家憲兵隊・国家警察でも見られる迷彩です。


●ウッドランド迷彩

米軍でお馴染みのウッドランド迷彩です。

こちらはCE迷彩に比べて あまり一般的ではありません。


2015年頃には、ほとんど見られなくなってしまいました。


●その他の迷彩

その他の迷彩は、主に狙撃手によって使用されております。
米軍のウッドランド迷彩、ドイツ連邦軍のフレクターン迷彩、イギリス軍・オランダ軍のDPM迷彩等ですね。

狙撃手以外では、装備の上から迷彩服の上着のみを重ね着している、極端な例もあったりします。

上着スタイルは、2015年のテロ事件でも確認されておりました。





8.私服
私服は2014年前後から、主に要人警護任務とその訓練において確認されておりました。

また2015年以降からは、フリースやジーンズの着用も確認されました。

中には『Ice Breaker』等、メーカー品であることが確認できる写真もありますが…


基本的には他国の特殊部隊の私服と同じく、 ごちゃ混ぜです。

こちらは海外雑誌『RAIDS』から、トリポリでのGIGNの要人警護についてのページです。

「夏にフル装備はキツイ!」と思われる方やPMC装備がお好きな方にも、参考にして頂けそうです。

GIGN以外の特殊部隊にもいえることですが、メーカーやブランドに拘らない場合、私服装備は最も手軽かつ安価にできるかと思います。





以上、『服装について:基本編』でした。
サバイバルゲーム等での代用品につきましては、こちらの『服装について:実物と代用編』をご覧下さい。

ではでは~  

Posted by Lure at 00:14Comments(4)服装・パッチ等