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2012年05月31日

GIGNの訓練~サトリー兵舎 編~

前回、ようやくGIGNの装備・武器のご紹介が終わりました。
世間ではハートロックやら何やら、やっぱり米軍系が流行っていますが・・・頑張ります。

これまで書いてきました記事にも、少々付け加えをする予定ですので、たまにチェックしてみて下さい!



さてさて、今回はブログのタイトルでもあります、サトリー兵舎についてご紹介したいと思います。

・・・とはいったものの、当たり前ですが施設の殆どは謎に包まれています。

↑サトリー兵舎。
フランスのドキュメンタリー番組より抜粋しました。

サトリーはフランス北部の都市にある、あの有名なベルサイユにあります。
また「サトリー」という名の地域には、GIGN司令部以外にも、
・GIAT社の武器・兵器試験場
・フランス陸軍第5工兵連隊兵舎
・フランス海軍・海兵隊用兵舎(?)
といった軍関連施設が存在するようです。

GIGNの司令部は「サトリーに所在している」ことが知られているだけで、施設周辺まで行くことはできますが、中へ入ることは当然ながらできません。
このためフランスに直接行かない限り、明確にどこにどの建物・施設があるかは、中々知ることができません。
もっとも近辺をウロウロしたり、遠くから双眼鏡で見るなんてことをしてしまうと、国家憲兵隊がとんできますので、中々調べるのは大変だそうです。

ということで、数少ない写真を公開するのみ、となります・・・(-"-;)

↑至って普通の駐車場です。

GIGNでは、任務によっては特殊な車両が使用されます。

かつては機動憲兵隊と同じ装甲車を使用していたので、各地の国家憲兵隊より借用していたのであれば、駐車場にこんな物体は停まっていないはずです。
また、わざわざサトリー兵舎から“装甲車に乗って”出動することもありません。

しかし、最近では「GIGNならでは」とも言える車両が登場しています。

これらの車両が格納されているのは、一体どこなのでしょうか。



↑サトリー兵舎の設備とされる建物です。
映画『フランス特殊部隊 GIGN』では、これらと似通った建物が、一瞬ですが見受けられます。

GIGN隊員が暮らしているであろう建物は、映画やドキュメンタリーで垣間見える程度です。
特殊部隊の設備なので、当たり前とは当たり前ですね。



↑兵舎内のトレーニング・ジムとされる設備です。
これはフランスのサイトで紹介されたものですが、GIGNにとっては予備の施設に相当するものだそうです。
GIGN隊員が出入りしていることもある、といったもので、サトリー兵舎内にあるGIGN専用のトレーニング設備ではないのかもしれません。


最後はこちら。

これは比較的公開度の高い設備で、ロープ降下訓練に使用されているものです。

映画でも登場していますね。
他にも書籍やインターネット等、露出度は高めです。

フランスのあるサイトによりますと、この設備では落下した時の安全策があまり用意されていないそうで、新入りの隊員に「降下しろ。できるだろう?」と上官がスゴむことがあるそうです。
これはドキュメンタリーでも扱われていました。


他、シューティングレンジや野外の訓練施設などが確認できていますが、やっぱり謎に包まれています。
特殊部隊なので当たり前といえば当たり前ですが、もうちょっと表に・・・出てこないですよね(- -;)


↑サトリー兵舎内とされる建物とGIGN。

フランスやアメリカの方々によりますと、昔よりは表に出てくるようになった、とのことです。
たまにサトリー兵舎の設備か否かで議論がされますが、結論は出しにくいのが現状のようです。

GIGNが映画に撮影協力したことは、フランス国内外問わず、驚かれていました。
アメリカの方が「ハリウッド映画のようだ」と発言したのに対し、「表に出てくれてよかった」といった意見や「秘密にしておくべきだ」という意見がちらほらコメントされていました。
「アメリカの真似みたいで嫌だ」という、フランス人らしい答えもありましたが(^^;)

他国の特殊部隊も、配備されている状況などは判明していますが、どこに何があるか・誰がいるか、は謎なことが多いです。
また新しい情報があれば、随時ご紹介したいと思います。


次回は訓練時の写真を紹介予定です。
お楽しみに・・・  

Posted by Lure at 23:19Comments(2)GIGN の訓練

2012年05月26日

GIGNの武器~スナイパーライフル編~

今回はスナイパーライフルをご紹介致します。
GIGNでは精密射撃能力を重視しているためか、非常に種類が豊富です。
それでは見て参りましょう。



●FR F1
(フランス語:FR F1、Fusil à Répétition modèle F1)



FR F1は、フランスの小銃であるMAS 56の狙撃用モデルで、1960年代に開発されました。
MASは「Manufacture d'Armes de Saint-Etienne Modèle」の略で、サン=テティエンヌ造兵廠製であることを指しております。

原型のMAS 36は1936年にフランス軍に採用されたものの、1940年のナチス・ドイツによる侵攻を受けた時には、まだ全部隊への配備ができておりませんでした。
第二次世界大戦後、フランスはアルジェリア戦争や第一次インドシナ戦争へ突入しますが、大量に使われたのはこの時のみと1なりました。
すでに新型であるMAS 49自動小銃も採用されていたため、1960年代には退役してしまいました。

そんなMAS 36の機関部に改良を施し、精密射撃向けとなったのがFR F1です。
MAS 36の精度は中々のものでしたが、FR F1は600~800mの距離でも、より優れた精度を誇っているそうです。

現在は後継のFR F2に置き換えられており、FR F1の生産自体は1980年代に終了しました。
最近でも使用されている確立はありますが、弾の互換性がないため、FR F2が主流だと思われます。

GIGNでは1970~2000年代初期まで使用されておりました。


映画でもお馴染みの銃ですね。

【トイガンについて】
現在は残念ながら存在しておりません。
ただ外観がそれほど複雑ではないため、海外ではAPS等のエアコッキングガンを改造されている方もいらっしゃいます。





●アキュラシー・インターナショナル・アークティック・ウォーフェア ライフル
(英語:Accuracy International Arctic Warfare、他)
(フランス語:Accuracy International AWP、他)
※呼び名が多いため、英語・フランス語読みに準じております。



アキュラシー・インターナショナル・アークティック・ウォーフェア ライフルは、イギリスのアキュラシー・インターナショナル社が1980年代に開発した狙撃銃です。
開発当初は全く別の名称でしたが、イギリス軍に採用されたものはL96A1として、スウェーデン軍に採用されたAW(アークティック・ウォーフェア)はPSG-90として、ドイツ連邦軍に採用されたAWM(アークティック・ウォーフェア・マグナム)はG22として...
現在では様々なバリエーション名、正式採用名で呼ばれているようです。

基本的な構造は一般的なボルトアクション式のライフルとほぼ同じですが、「フラットボトムアクション」と呼ばれるものを4つのボルトでフレームへ固定し、さらにエポキシ接着剤で接着するという、他にはあまり見られない手法で製造されています。
その他の特徴としては、プラスチック製のストレートストックや、ステンレス製のフローティングバレル、着脱式のマガジン等が挙げられます。

GIGNではAWPと呼ばれるモデルと、AWSが使用されています。
AWPはArctic Warfare Police、つまり警察等の法務執行機関向けのモデルとなります。
AWSはArctic Warfare Supressedといいまして、バレル内に消音器が内蔵されたモデルだそうです。

こちらはGIGNでの使用例です。



GIGNのスナイパーは、他国の迷彩衣料を用いることが非常に多いです。
フレックターンやDPMが最も多く見られますが、その他の迷彩パターンが使用されていることもあります。

【トイガンについて】
東京マルイを筆頭に様々なメーカーから発売されていますので、割愛させて頂きます。
精度面では東京マルイ、マルゼン等がオススメですね。
塗装や布地を用いたカモフラージュ等、カスタムで個性が出て楽しいのではないでしょうか。





●バレット M82
(英:Barret M82)



M82はアメリカのバレット・ファイアーアームズ社が開発した大型の狙撃銃、対物ライフルです。
開発のキッカケは、有名な例としてフォークランド紛争時のアルゼンチン軍による「ブローニングM2重機関銃での狙撃」が挙げられます。
しかし12.7mm弾クラスの弾丸による狙撃自体は、それまでの戦争でも しばしば見られた運用方法だったそうです。
12.7mm弾は弾道の直進性が強く、長距離射撃でも空気抵抗や風の影響も受けにくいため、狙撃に向いているとされております。
実際精度は良好ではあるものの、その強い反動から ある程度訓練しなければ撃つだけでも危ない武器となっております。

基本構造に特殊なものはなく、重量の軽量化と、反動を低減させるための試行錯誤が見られる位といえます。
作動機構では、ターンロッキングボルトとショートリコイル式を採用することにより、ある程度重量を抑えることができております。
しかしこれでも相当重いため、バイポッドとキャリングハンドルを装備しております。

当初キャリングハンドルやリアサイトは銃本体に直接取り付けられておりましたが、現在では改良されレイルシステムが装備されています。

GIGNでは少数が海外任務で運用されているとのことですが、ヘカートII等が配備されているため、活躍の場は少ないようです。


バレット等の対物ライフルを使用する場合はギリースーツであることが多いため、他の特殊部隊と大差ない外観になってしまいます。

【トイガンについて】
海外製のものが複数販売されておりますので、割愛させて頂きます。
少々高額ながら、その迫力は凄まじいものです。
お好きな方は購入しても後悔しないような、そんなトイガンだと思っております。





●PGM ウルティマラティオ
(フランス語:PGM Ultima Ratio)



PGM ウルティマラティオは、フランスのPGM Précision(プレシジョン)社が1990年代に開発した、軍・法務執行機関向けの狙撃銃です。
それまでのフランス製の銃には少なかった、モジュラーシステムを採用しております。
銃身はフリーフローティングで、用途別に数種類の長さが用意されており、簡単に交換できるようになっております。
銃口にはマズルブレーキ、またバイポッドやピストルグリップを装備しております。
ストックは伸縮式となっていて、チークパッドの高さも調節できる他、ストックをモノポッドで固定することも可能です。

GIGNでは最近になって使われ始めた、といえます。

迷彩服のベルクロパッチ部分の形状、少し露出しているバイザーヘルメットと、GIGNの特徴が見られますね。

余談ですが、ウルティマラティオはラテン語で「最後の切り札」という意味だそうです。
個人的に格好良いと思う反面、いわゆる「中二」的なイメージも払拭できません(^_^;)

【トイガンについて】
こちらはトイガンが存在しておりません。
後述します「ミニヘカート」は商品化されておりますので、近いうちに登場するかもしれません。





●PGM 338
(フランス語:PGM 338)



PGM 338は、PGMプレシジョン社が開発したボルトアクションライフルです。
使用される弾薬は銃の名前に見られますように.338 ラプアマグナム弾ですが、一方でウルティマラティオやへカートIIのような特別な名前は無いようで、単純に「ミニへカート」等と呼ばれているようです。

さてGIGNでの使用例ですが、公式に使用しているとの表記があるものの、写真は確認できておりません。
上記のように.338ラプアマグナム弾を使用するAWライフルが多用されておりますので、影が薄いことこの上ない、少々不憫なポジションのようです。

【トイガンについて】
ARESから発売されております。
海外製のため初心者の方にはオススメできませんが、PGMのライフルで唯一トイガン化されているモデルですので...
気に入られた方は購入されても後悔されないでしょう。





●PGM ヘカートII
(フランス語:PGM Hécate II)



PGM ヘカートは、フランスのPGM Précision社が1990年代に開発した対物ライフルで、ウルティマラティオとPGM 338に次ぐ最大口径モデルです。
使用する弾薬は.50BMGこと12.7x99mm NATO弾で、これにより別名『PGM-50』とも呼ばれます。
約1800m以上の長距離射撃向けに設計されており、1993年にフランス陸軍に正式採用されて以降、現在では様々な部隊が使用しております。

特徴として、ストックは伸縮とは別に着脱も可能となっており、ウルティマラティオと同じく調節可能なチークパッドとモノポッドが装備されております。
これにより10kg以上の重量でありながら、楽な射撃姿勢を確保できるようになっております。
またオプションで木製のストックとグリップが用意されており、こちらが装着されることも多いようです。

GIGNでの使用ですが、対物ライフルは特殊な状況でしか使われないため、非常に少ないといえます。
ただ市街地で「反撃の心配がない遠方を狙う」といった際に限られていますが、その威力を活かして「逃走する車のエンジンを狙う」といったことも想定されているそうです。

海外派遣時でも使用されているとのことですが、これは信頼性が乏しいこともあり、定かではありません。

【トイガンについて】
こちらはトイガンが存在しておりません。
何故 中間のPGM 338だけが製品化されているのか、少々疑問に思っております。





以上、『スナイパーライフル編』で御座いました。
ではでは!
  

2012年05月24日

GIGNの武器~ショットガン編~

今回はショットガン編です。

ショットガンは、古くは第一次世界大戦の塹壕戦をはじめ、太平洋戦争やベトナム戦争でのジャングル戦などの接近戦で多く使用されました。
現代では対人向けの使用は控えられるようになり、ドアの破壊や警備、暴徒鎮圧が主な用途となっています。

警察・軍組織の特殊部隊では「マスターキー」や「ドアブリーチャー」と呼ばれるように、ドア等を含めた障害物の除去するために使用されていますね。

ご存知の方もいらっしゃると思いますが、GIGNはショットガンを対人に使用することで有名な部隊です。
人質がいない立て篭もり等の場合には、容赦なく使用されます。

運用思想としては、「接近戦・屋内戦で優位に立つため」とごく単純なものです。
GIGNは時に、メディア等の表に出ないほど迅速かつ隠密にテロリストを駆除するため、出会い頭の接敵や重火器による反撃に遭うこともあります。
突入班の先頭である『ポイントマン』による使用が、比較的多いといえます。

信頼性に乏しい情報ではあるものの、スラグ弾を対人に使うことがあるといわれています。
海外の方々の考察では、「ドアを破壊する時にはスラグ弾を使用するため、そのまま突入して対人に使う可能性は、十分ありえる」とのことです。
さらに「散弾とは異なり単発となり、人質がいる場合でも誤射が少ない」ため、救出任務にあたっても使用されているのでは、と指摘されております。

散弾にしろスラッグ弾にしろ、撃たれた側は大変なことになります。
GIGNが『テロリストに容赦が無い』ということだけは、本当のようです。

前置きが長くなってしまいましたが、順番に見て参りましょう。



●レミントン M870
(英語:Remington M870)



M870はアメリカのレミントン・アームズ社が1960年代に開発した、ポンプアクション式のショットガンです。
1980年代から警察用、狩猟用として広く普及するようになり、ショットガンの定番として、非常に幅広い用途・地域で使用されております。

M870は作動不良が少なく、排莢等でも他のポンプアクション式ショットガンより確実性に優れているようです。
またレミントン社の製品ならではの堅牢な内部構造や、高い耐久性を評価され、今日でも軍・警察組織で使用されております。
作動機構に大きな違いはないものの、「ウイングマスター」や「ポリスカスタム」、「マスターキー」と呼ばれるアンダーバレル・ショットガン等、多くのバリエーションが存在しております。

GIGNでは主に創設期~90年代まで使用されておりました。



ポンプアクション式ショットガンの中でも作動性が高いため、未だに使用されているようです。

【トイガンについて】
東京マルイやマルゼン、タナカ、KHC等から発売されております。
サバイバルゲームやコストパフォーマンスの面では、マルゼンのものが最も良いかもしれません。





●SPAS-12
(英語:SPAS-12、Special Purpose Automatic Shotgun)



スパス12は、イタリアのフランキ社が1970年代に開発した自動式ショットガンです。
「特殊用途向け」として、つまり戦闘用として設計されているため、狩猟用や護身用として発展してきたショットガンとは根本的に異なっております。
例えばピストルグリップや照準器、オプションである折りたたみ可能なストック等、人間工学に基づいた設計がされており、プラスチック部品も多用されております。
銃身は多数の通気孔が開いたハンドガード、ヒートシールドが取り付けれており、独特なデザインとなっております。


最大の特徴として、ポンプアクションとセミオートが切り替え可能なことが挙げられます。
切り替えは銃先端部のボタンを押しながらグリップの位置をずらして行いますが、作動機構が複雑で部品点数が多く、排莢不良や故障の原因となっており、さらに重量も重くなってしまっております。
装填時にはフレームにあるボタンを押さなくてはならないため、常に片手で銃を保持しなくてはなりません。

しかし装弾数の多さと連射性能が非常に強力なことに変わりはなく、アメリカの一部の州では民間向けの販売が禁止となっているそうです。

GIGNでもその戦闘能力を評価され、使用されております。


黒い姿にバイザー付ヘルメットと、特殊部隊にしてはイカツい姿なので、威圧感のあるスパス12が非常によく似合いますね。

【トイガンについて】
KTW、東京マルイからエアコッキングガンが発売されております。
双方共に精度は良好で、十分サバイバルゲームでの使用に耐えます。
こちらは好みで選んで頂いて良いでしょう。





●ベネリ スーパー90
(英語:Beneli Super 90)



ベネリ スーパー90は、イタリアのベネリ社が開発したショットガンである『べネリM3』と『べネリM4』の双方における バリエーションの1つです。
特殊な内部機構を持っており、それまでの自動式ショットガンの弱点であった連射速度の遅さを改善しております。
ベネリM3の時点で速射性はスパス12を上回るとされ、それでいて重量も軽量となっております。
この完成度の高さから各国の警察組織・軍組織に採用されている他、ショットガンの伝統ともいえるフォルム故に狩猟用や協議用としても幅広く使用されているようです。

しかし切り替え機構が銃先端部に集中しているため、重量バランスとしてはスパス12より悪いとされています。

GIGNでも使用されており、スパス12に比べるとスマートな印象が見られます。


公式には『Beneli Super 90』を採用しているとの表記のみのため、現状ではM3とM4が混在しているものと思われます。

【トイガンについて】
東京マルイをはじめ、国内外の多くのメーカーから発売されております。
それぞれ一長一短がありますので、お好み選ばれると良いでしょう。





以上、『ショットガン編』で御座いました。
ではでは!
  

Posted by Lure at 23:44Comments(2)ショットガン

2012年05月22日

映画『L' Assaut』のGIGN装備

― Lundi 26 Decembre 1994, Aeroport de Marignane. ―

― マルセイユ=マリニャーヌ空港 ―
― 1994年12月26日 17時15分 機内突入。―



 

映画『フランス特殊部隊GIGN』こと『L' Assaut』。
2010年に劇場公開され、世界各国でのGIGN知名度向上に繋がりました。



この映画は1994年に実際に起きた『エールフランス8969便 ハイジャック事件』を、ほぼノンフィクションで描いています。

ハイジャックしたのは、アルジェリアのイスラム武装集団GIA所属とされる4名です。
乗客220名とエールフランス乗務員12名が人質となり、うち3名が犯人に殺害されました。
フランス政府は交渉による事件解決を目指しましたが、その裏では既にGIGNが動き出しており、突入訓練を行っておりました。

ハイジャックから2日後の26日、世界中の人々が中継を通して見守る中、GIGNが機内に突入しました。

約20分にわたる激しい銃撃戦の末、無事に人質を解放し、犯人4名全員を射殺しました。
この銃撃戦で乗客・乗務員16名が負傷しましたが、いずれも軽傷でした。
一方GIGNは9名の負傷者を出し、1人は重傷を負われました。

この銃撃戦時のGIGNと乗客、犯人の動きについて、とても見やすく まとめられた動画をご紹介させて頂きます。



この事件が無事解決したことは、当時では非常に衝撃的なものだったとのことです。


映画では、この時機内にいた人々のみが知る機内での一連の銃撃戦を、短時間ではあるものの、ハリウッドのような過度な演出もなく、あくまでも“リアルに”描写されております。

GIGN隊員達の訓練の様子等も登場しており、実際のGIGN隊員達が実際の武器・装備品を身につけ、当時の作戦資料・証言を元にし、映画制作に携わっています



そんな映画『L' Assaut』でのGIGNについて、少しご紹介させてさせて頂きたく思います。
それでは見ていきましょう!



1.武器について

まず映画に登場している武器を見て参りましょう。

●マニューリンMR73
マニューリン MR73はGIGNのシンボル的な武器です。




当時実際に使用されたことで、一躍有名となりました。

リボルバーは装弾数が少ないものの、「接近戦では数発で決着がつく」という思想上では あまり関係がありません。
またGIGNでは「数発で決着をつける」という思想もあったようです。
年間数百万発もの弾を使って射撃訓練を行い、射撃の腕を叩き上げていることがよく分かります。
標的を仕留めることも大事ですが、人質がいる中では誤射にも注意しなくてはなりませんので、他の特殊部隊のように「ダブルタップ」を行うことも少ないとされます。

その他、MR73の高い命中精度や.357マグナム弾の高い威力、作動不良・排莢不良の少なさ等、当時「1ショット1キル」を求めていたGIGNには最適だったともいえます。
現在はオート拳銃が使用される方が 遥かに多いですが、未だにバックアップとして使用している隊員もいるとかいないとか…

映画では射撃訓練や突入前後と、終始登場しています。

現時点ではトイガンが存在しないため、サバイバルゲーム等で再現することはできません。
それでも「リボルバーを使用したい!」という方は、GIGNも使用しているS&W M686で代用されると良いでしょう(^^)


●SIG Sauer P228
シグことSIG SauerのP228です。


先日コメントを頂きました通り、アームズマガジンのGIGNの記事にも登場しておりました。
P228はP226と並んで使用率が高い銃でありましたが、現在はSP2022やGlockへ更新されつつあるようです。

映画では、MR73を撃ち尽くした隊員がショルダーからP228を抜き、応戦する姿が描かれています。

トイガンはタナカからガスブローバックガンが、東京マルイからエアコッキングガンが発売されております。
タナカのものはガス漏れが多いそうで、精度もイマイチですが、雰囲気や質感は抜群だそうです。
マルイのものは精度が非常に良好ですが、質感は劣ります。
季節に合わせて両方持つ…という贅沢な運用も良いでしょう(^^)


●Glock 17


グロック17は、P228やP226と並んで使用率の高い銃です。
映画では冒頭のシーンで登場していますが、飛行機内でのシーンでも登場しております。
ただP228が使用されているシーンの方が印象深いため、ちょっとばかり影が薄いかもしれません。

トイガンでは、様々なメーカーからガスブローバックガン、エアコッキングガンの両方が発売されています。
やはりKSC製や東京マルイ製が有力なのではないでしょうか。


●MP5
種類が多いため、各種見て参りたいと思います。

①K(Kurz、クルツ)モデル

冒頭のみに登場するモデルです。
実際のGIGNでは極少数のMP5Kが運用されておりましたが、現在はほとんど見られません。

②ノーマル モデル

作中で最もシンプルといえるMP5です。
ハンドガード下部にライトもしくはレーザーサイトが固定されているだけで、他は何もありません。

③ライトハンドガード モデル

いわゆるSurefireの「ライト付きハンドガード」が装備されているモデルです。
ハイマウントベースには、ドットサイトではなくレーザーサイトが装着されています。
詳細は不明ですが、作中ではレーザーサイトで索敵する様子が描かれておりますので、実際にそういった形で使用されていたものと思われます。

④RASモデル、レイルハンドガードモデル

RASを装着したMP5です。
右側にライトが付いておりますが、光学照準器は装着していないようです。

⑤不明なハンドガード モデル



GIGNで長らく使用されている、正体不明のハンドガードです。
ポスターのトップも飾っており、様々なGIGNの写真で使用例が見られますが…メーカー名も不明のままです。
レイルシステムに対応している訳でもなく、GIGN以外に使用例も見られません。

さてトイガンですが、MP5自体は色々なメーカーから販売されていますので、割愛させて頂きます。
初心社の方には、東京マルイ製の「MP5-J」がフランス仕様の「MP5-F」に近いため、オススメかと思います。

オプションとしては、ライト付きハンドガード、RAS、レイルハンドガード共に存在しています。
マウントはハイマウントを装着されると良いでしょう。
最も安価で済ませられるのは、やはり「ノーマルタイプ」かと思われます。
映画でGIGNに興味を持ち、少し古めのGIGN装備をやってみたい、という方にはオススメです(^-^)


●FR F1

FR F1は、第二次世界大戦時に使われていたMAS36小銃を狙撃用に改良したものです。
映画では狙撃班が使用しています。
コックピットの犯人を補足し、1発で無力化したシーンが印象的ですね。
GIGNの隊員は、全員が狙撃手を担当できることで有名となっております。

トイガンですが、残念ながら存在しておりません…


●モスバーグ M590
映画で少しだけ登場するショットガンです。

トイガンは海外製のものが存在していますが、精度はイマイチとのことです。





2.装備について

映画で使用されている装備品について、少しだけ見て参りましょう。

①服装
詳細は「服装」の項目でご紹介させて頂いておりますが、映画では専用のアサルトスーツを着用しております。
放出品は極めて数が少なく、サイズの問題もあり、加えて高価になりがちです。
今では民製品も見られるようになりましたが、個人輸入の手間等、相変わらず難しい状態です。

国内で安価に揃える場合は、ネイビーブルーのBDUやツナギで代用する他ありません。

映画では、飛行機内に突入するシーンにて革ベルトの着用が確認できるシーンがあります。

こちらの隊員は「上下分割型の服」もしくは「ベルトループ付きのアサルトスーツ」を着用しているようです。
前者は各国のSWAT等、後者はイギリス警察のアサルトスーツで使用例があります。


②パッチ
いわゆる新型の「GIGNのロゴ入りパッチ」はレプリカが存在しておりますが…
旧型と呼ばれる映画のものと同じパッチは、相変わらず個人輸入するしかない状態です。

eBayではレプリカが販売されており、公開当時よりも在庫や出品率が多めです。
こればかりは仕方ありませんので、根気よく探して参りましょう!


②ベスト
こちらも詳細は「ベスト」の項で触れてありますので、そちらもご覧頂ければと思います。

まず一番多く見られるのが「背中の中心にストラップがある」タイプ、米軍のSEALベストに酷似したベストです。


再度登場、冒頭のシーンです。
2つボタンの胸ポケット、背面のストラップがよく分かりますね。

こちらは いわゆる「TACベスト」と呼ばれるタイプです。

色々な特殊部隊で使用されている、有名なベストです。
両脇のサイズ調整はドローコード式となっております。

最後にMIL-TEC製・Arktis製のベストです。

一番左の隊員が着用しています。

ベスト類は上記までの画像にも見られますので、じっくり観察して見て下さい。

“背中の中心にストラップがある”ベストは、やはりSEAL 2000ベストが最も似ているかと思われます。
ただ国内では入手が難しいので、その他のベストをオススメ致します。
特にTACベストは他の装備品にも転用できますので、気軽にやりたい方には便利かと思います(^-^)



③ヘルメットとフェイスマスク
この2点は簡単に済まさせて頂きます。

ヘルメットは、お馴染みのレプリカで代用するしかないでしょう。

バイザー付きですので、安全面的にもオススメしたいと思います。

ヘルメットにつきましては実物が一番リアルですが、非常に高額です。
特に劇中のものは少し古いモデル(RBR製等)のため、とてもレアなアイテムとなっております。

フェイスマスクは、映画では1ホール(目だけ)と2ホール(両目)、3ホール(目と口)が使用されています。
色は黒のみ登場しておりまして、ネイビーブルーのものは見られません。
これは息のしやすさ、着用感等で個人差がありますので、任意で選ばれると良いでしょう。



④グローブとブーツ
グローブとブーツは、いわゆる『SWATタイプ』でOKです。

グローブについては、『グローブについて』の項を参考にして頂ければと思います。

ただ作中ではハーフフィンガータイプが多用されておりますので、フルフィンガータイプはオススメできません。

ブーツについては殆ど写らないため、非常に難しいです。

こちらも『ブーツについて』の項を参考に、それぞれ選んで頂ければと思います。



⑤小物類、その他
小物類とはいっても、モノは とても少なめです。

まずはホルスターですね。

映画では革製が多くみられますが、ナイロン製のものも少数が使用されているようです。

各隊員全員が装着しているわけではなく、作中では「ずっとマニューリンのみ」の勇士がいる程、武器を取り替えるシーンがありません。

同様に、ガスマスクバッグやレッグポーチ、ダンプポーチといった類いも、あまり装着されていません。
足回りが寂しいと感じられる方は、装着されても良いかと思います。


最後にナイトビジョンを見てみましょう。

冒頭のシーンで使用されているものです。
「なんでコイツだけ装備してんねん!」と、関西人なのでツッコミを入れたいところです。

コチラは実物の写真です。
何か出来損ないの悪キャラみたいになってますね(笑)
しかし米軍のものとは異なった形状で、とても興味深いと思います。





以上…
特別編ということで色々とご紹介させて頂きましたが、如何でしたでしょうか?

もし間違いや追加情報等のご指摘・ご意見が御座いましたら、お手数ではありますが是非ともお知らせ下さい。

  

Posted by Lure at 23:23Comments(4)◆GIGN と映画

2012年05月18日

GIGNの武器~アサルトライフル・その他編~

今回はその他編ということで、H&K社製以外のアサルトライフルを紹介します。
では見て参りましょう。



●FA-MAS
(フランス語:FA-MAS、FAMAS、
        Fusil d' Assaut de la Manufacture d' Armes de Saint-Étienne)



FA-MASは、フランスのNEXTER(当時はGIAT)傘下にあたるサン=テティエンヌ造兵廠が製造した、フランス製アサルトライフルです。
取り回しや携帯性の向上のため、当時としてはまだ新しかったプルバップ方式が取り入れられております。

プルバップ方式のため長い銃身を確保することに成功しており、またH&K G3やH&K HK21等と似通った機関部を持っているらそうで、セミオート・フルオート・バースト射撃と、安定した射撃ができるそうです。
またこれにより高い命中精度も誇っています。
他にもバイポッドを標準で装備している、射手の利き手に合わせて排莢部を変更できる等、プルバップ方式の難点を上手く工夫し、克服しております。

しかしながら排莢口の迅速な取替えや、機関部の作動音や硝煙等、解決することが難しい点もあります。
またコッキングハンドルがハンドガード上にあるため、キャリングハンドルを外し直接レイルシステムを取り付けることが難しいそうです。

バリエーションとしては『G2』や、キャリングハンドルではなくレイルシステムを装備した『FELIN』が挙げられます。


スタンダードモデルのF1も、従来は使えなかったM16のマガジンが使用できるようになる、セレクターの交換が容易になる等、少しずつ改良されているようです。
登場から約40年経った今でも現役で、尚且つイギリスのL85のような欠陥や試行錯誤も少ないため、プルバップ方式のアサルトライフルでは非常に成功した例となっております。

GIGNでの使用例ですが、文面上では頻繁に出て来ているものの、中々写真が確認できない銃となっておりました。

こちらは1988年、『ウベア島事件』でのGIGN隊員です。

映画『L'ORDRE ET LA MORALE』でも登場しております。

こちらは1990年代後半、暴徒鎮圧訓練での写真です。
説明ではGIGNとのことでしたが、おそらくは一般の機動憲兵隊かと思います。

左の隊員がFA-MASを使用していますね。

2015年の一連の事件時には、はっきりと使用が確認されました。

一番右側の隊員がF1を使用しております。
長年モヤモヤしておりましたが、ようやく判明致しました。

【トイガンについて】
やはり東京マルイ製のものが最も有名でしょう。
新しいモデルではないもののコストパフォーマンスが高く、ゲームでの運用に十分耐える優秀な銃です。





●SIG SG543
(英語:SG543)



SG543は、シグ社(現在のスイス・アームズ社)が1970年代に開発していたSG540シリーズのショートカービンモデルです。
シグ社は1960年代にSG530を開発したものの、精密な機構ゆえに高コストとなり失敗してしまったらしく、方針を変えてSG540を開発する運びとなりました。
そこでSG540は「AK-47のような単純で堅牢な構造と確実な作動性」を念頭に開発され、同時にコストを抑えることに成功したモデルとなりました。

SG540シリーズはお馴染みのマニューリン社でライセンス生産され、FA-MASが採用されるまでの間 フランス軍を支えておりました。

GIGNでも(創設された年代と同じであるため)使用されていたとのことですが、残念ながら写真の発見には至っておりません。

【トイガンについて】
現在は残念ながら存在しておりません。
昨今のトイガン事情ではSG550でさえ影が薄めのため、モデルアップされる可能性は極めて低いです…





●SIG SG550
(英語:SG550)



SG550は、シグ社が1980年代に開発したアサルトライフルです。
5.56mm弾を使用するアサルトライフルの中でも、高い命中精度を誇っているといわれます。

アメリカの影響を受けて企画されたものでしたが、機関部の構造はAK47を単純化させたものとなっているため、作動性・耐久性共に良好となっております。
またプラスチック製の半透明のマガジンを導入しており、マガジン同士連結できることから、G36の先駆けともいえる要素を持っております。
さらに銃口の近くには、銃身の熱に反応し色が変化する特殊な金属部品が付属しているなど、使用者にとって配慮されている点が多いといえます。

これらはスイスが中立国であり、なおかつ国民皆兵制であるからと思われます。
実際、兵役を終えた国民にはSG550が給与されるそうです。

GIGNではSG550と その短縮モデルであるSG551、およびSG552が配備されております。


FA-MASにも同じことが言えますが、どちらも高い命中精度を誇っていおり、作動性が良好であることが、GIGNに使用されている大きな理由だと考えられます。

こちらは1990年代の写真です。

右側の隊員が使用しております。

2015年の一連の事件でも、相当数が確認されております。

一気に近代化された印象です。

【トイガンについて】
東京マルイやG&G、ICS等のメーカーから数種類 発売されております。
最近は中々 日の目を浴びない銃ではありますが、他には見られない特徴を持つ「趣のある銃」かと個人的に思っております。





●FN SCAR
(英語:FN SCAR
     Special operations forces Combat Assault Rifle)



SCARは、ベルギーのFN社が開発しているアサルトライフルの5.56mm弾モデルです。

基本的な設計指針は、FN社のFNCに近代的な改良を加える、といったものでしたが、現状はほとんど別物となっております。
機関部ではM16、M4で不満とされている信頼性を向上させ、高い作動性を実現しております。

この他、レイルシステムを大幅に取り入れ、また7.62mm弾モデルと互換性を持たせつつ、バレルの交換・長さ変更も比較的に容易にできる等、これまでのアサルトライフルにはなかった“汎用性”を備えている“モジュラーライフル”となっております。
よって狙撃モデルからCQBモデルと、非常に幅広いモデルアップがされております。
後者は大幅なコストダウンにも繋がっているそうで、大量に配備したい米軍の思惑を考慮していることが窺えます。

GIGNでは文面でのみ確認されておりますが、PI2Gでは使用が確認されております。


国家憲兵隊の部隊間で武器が共有されることは珍しくありませんので、GIGNも試験的に運用していることでしょう。

こちらは国家警察のSCAR-Hです。

タンカラーのため非常に分かりやすいです。

GIGNに限定した場合、採用・大量配備までは至っておらず、おそらく試験段階の時点でHK416に押されているものと思われます。

【トイガンについて】
大量に出回っておりますので、ガッツリ割愛させて頂きます。
人気商品であり レビューやインプレも多いですから、購入に困ることはまずないでしょう。





以上、『アサルトライフル・その他編』で御座いました。
ではでは!   

Posted by Lure at 23:23Comments(0)アサルトライフル

2012年05月17日

GIGNの武器~アサルトライフル・H&K編~

今回はアサルトライフル、H&K編です。
それでは見て参りましょう。



●へッケラー&コッホ HK33
(ドイツ語:HK33)



HK33は、H&K社が1960年代に開発したアサルトライフルです。
外観的にはH&K G3を一回り小さくしたもので、5.56mmx45 NATO弾を使用できるよう設計されております。

G3と比べると 全体的なサイズや重量が小型化・軽量化され、G3より10cmほど小さく、600gほど軽くなっています。
弾薬も小型となったため反動が小さくなり、かつ装弾数を30発に増やすことに成功しております。
精度も良好で、派生型にHK33 SG1といったマークスマンライフルがある等、G3の高い命中精度を受け継いでいることが分かります。

GIGNでもマークスマンライフルの位置付けとして使用されております。

このため突入時には狙撃班としてではなく、突入班に随伴していることが多いです。

【トイガンについて】
KSCとClassic Armyより、電動ガンが発売されております。
KSC製のものは、東京マルイや海外製電動ガンとは違った独自のシステムを持っているそうで、「性能は良好なものの操作を誤ると案外簡単に故障してしまう」等の意見が多くあるようです。
しかし誤った使用をしなければ壊れることは少ない、ということですから、気に入られた方は購入されても損はないと思います。





●ヘッケラー&コッホ G36
(ドイツ語:HK G36)




G36は、H&K社が1990年代に開発したアサルトライフルです。
1996年にドイツ連邦軍に正式採用された他、多くの国で運用されています。

特徴として、銃全体にポリマーとグラスファイバー(?)を複合した材質を使用しているそうで、ストックは伸縮式ではなく折りたたみ式となっております。
またマガジンは半透明になっており、残弾数の確認が容易な他、連結して「デュアルマガジン」とすることが可能です。
さらに特殊なアタッチメントを使用することで、STNAGマガジンを使用することも可能だそうです。

この他、光学照準器を2種類装備している等、それまでのアサルトライフルにはなかった要素が盛り込まれています。

G36Cは光学照準器の代わりにレイルシステムが装着されていますが、他のモデルもG36Cと同じくレイルシステムを装備したものが存在しております。

これらは欧州の軍隊が使用しているようで、キャリングハンドルやストック等の部分にも、様々なバリエーションが存在しております。

GIGNではKことKurz(クルツ)、及びCことCompact(コンパクト)の使用が確認されています。



格好良いですね。

こちらはAG36ランチャーが装着されております。

GIGNとしては非常に珍しい例です。

【トイガンについて】
国内・海外製共に、次世代電動ガンやガスブローバックガンと、実に多種多様なモデルが発売されております。
膨大過ぎますので、割愛させて頂きます…





●ヘッケラー&コッホ HK416
(ドイツ語:HK416)



HK416はH&K社が2000年代に開発したアサルトライフルで、「エンハンスド・カービン」等とも呼ばれております。
当時、H&K社がイギリス軍のL85の改修を請け負っていたため、アメリカ軍もM4カービンの改修を依頼しました。
この改修されたモデルの最終形態が、HK416と呼ばれるものだそうです。

作動機構はショートストロークピストン式へ変更され、レイルシステムを追加、マガジンをスチール製にする等、M4カービンから多くの点が改良されております。
また作動不良や銃身の寿命等の面でも、大幅に改善されているようです。

GIGNの使用例ですが、当初はG36程 使用率が高くなかったものの、現在はそれらを上回る数が確認されております。



M4とは少し異なる、独自のスタイルが伺えますね。

2013年以降に公開された写真から考えますと、今後GIGNが使用する銃の中で中核を担う存在になりそうです。


2015年の一連の事件時でも、相当数が確認されました。

こちらはランチャーが装着されております。

イカツイです。

【トイガンについて】
こちらもG36と同じく、国内・海外製問わず色々なメーカーから発売されております。
あまりにも膨大過ぎますので、割愛させて頂きます…





●ヘッケラー&コッホ HK417
(ドイツ語:HK417)



HK417は、HK416の7.62x51mm弾モデルです。
Assaulterモデルの他に、Recce(レシー)モデル、Sniper(スナイパー)モデルが存在していることから、アサルトライフルとしてはM14と同様の「バトルライフル」に分類できると考えられます。

HK416はM4カービンの改修案の1つでしたが、HK417はマークスマンライフルとして“デザインされたもの”なので、改修というよりは新しく開発された武器となります。
マガジンはG36のような半透明のもので、また従来のG3のマガジンを使用することも可能とのことです。

GIGNでは上記のHK416と同じ時期から使用されているのでは、と考えております。

突入班に随伴していることが多いため、HK33と同じ位置付けなのではないでしょうか。

【トイガンについて】
東京マルイ、VFC等から発売されています。
HK417ならHK416と同じく売れる見込みは十分にありますから、近いうちに他のメーカーさんからも発売されるかもしれません。





以上、『アサルトライフル・H&K編』でした。
ではでは!  

Posted by Lure at 22:38Comments(2)アサルトライフル

2012年05月16日

GIGNの武器~PDW編~

今回はPDW編です。
種類はそう多くはありませんが、銃の持つ特性からGIGNでもよく使用されている武器です。
それでは見て参りましょう。



●FN P90
(英語:FN P90、Project 90)



P90はFN社が90年代に開発した、PDW(Personal Defense Weapon;個人防衛火器)です。
それまで使用されていた短機関銃と違って「専用の弾薬を使用する全く新しい種類の武器」として開発され、PDWという分類を確立したとされております。

発表時には後方部隊を中心とした、一般兵と同じ自動小銃などを装備しない、または使用する機会のない部隊に対するもので、第二次世界大戦中に開発・配備された米軍のM1カービンと同じようなものでした。
しかし冷戦終結後は対テロ戦争が頻発するようになり、それは正規部隊同士の戦闘と違い、市街地や屋内等の近距離での戦闘が大半でした。
またテロリストもボディアーマーを着用する等、従来の主力であったMP5では威力不足という問題も指摘されておりました。

そんな中「取り回しが良好で、かつボディアーマーを貫通する強力な5.7x28mm弾を発射する武器」として、P90が登場したのです。

この風変わりなデザインは人間工学に基づき設計されたもので、非常に構えやすくなっております。
またプルバップ方式を取り入れることで銃身を長くし、良好な命中精度と取り回しのよさを確保することに成功しました。
さらに射手の利き手を考え、チャージングハンドル、セレクターレバーはどちらからも操作できるようになっており、俳莢も本体下部から下に行うようになっております。
独自の装填機構は50発もの装弾数を実現しましたが、今までの銃とは大きく異なる装填方法であるため、素早いマグチェンジには相当な慣れが必要といわれております。

P90はもとから三重水素で発光するドットサイトを標準装備しておりますが、代わりにレイルシステムが取り付けられているモデルも存在します。
もちろん通常のアイアンサイトも使用可能です。

最近ではフラッシュハイダーの形状変更、サイドレイルの追加といった改良も見られます。

他にも細かい改良・変更が行われているようです。

さてGIGNでの使用例ですが、年々露出度が高くなってきております。

GIGNおよびフランス軍では、その使い勝手の良さ、装弾数、精度といった面から、比較的初期に採用されました。


特にボディアーマーを装備した相手を簡単に無力化できる、という要素が大きかったようです。

【トイガンについて】
東京マルイより発売されているものが最も代表的です。
取り回しが良く構えやすいのは、サバイバルゲームでも大きな魅力です。
ただ電動ガンはその独特な給弾方式ゆえに、弾詰まりや給弾不良が比較的起こりやすいようです。





●ヘッケラー&コッホ MP7
(ドイツ語:H&K MP7)



MP7はH&K社が90年代に開発した、PDW(Personal Defense Weapon;個人防衛火器)です。
先述のFN社のP90に対抗すべくH&K社が開発し、90年代末期に公開されました。

デザイン面ではご覧の通り、人間工学等を全面に押し出したP90とは全く異なっており、UZIなどの短機関銃と同じようなT字の形状です。
加えてP90よりも軽量かつ小型で、PDWの定義である「携行の簡単な自衛用火器」に合致したものとなっております。
その小型さは要人警護やCQBでも有用で、日本を含めた各国にて採用されております。

近年のH&K製ならではのアンビセレクター、調節可能なストック等、使用者のことも十分考慮して設計されているようです。
使用する弾薬の性質上、MP5よりも低反動・高精度となっており、もはや短機関銃のカテゴリ自体を危うくするような性能を有しております。

GIGNでは長らくP90が使用されておりましたが、2015年に起きた一連のテロ事件時に極少数が確認されました。

まるで間違い探しのような写真ではありますが、MP7の姿が確認できます。

こちらはニュース記事での写真です。

2015年は武器・装備共に大幅に変化が見られました。
今後も ますます増えていくことと思われます。

【トイガンについて】
東京マルイから電動ガンとガスブローバックガン、KSCからガスブローバックガンが発売されています。
映画やゲーム等の影響もあって非常に人気ですので、トイガンとしての性能等は割愛させて頂きます。





以上、『PDW編』で御座いました。
ではでは!
  

Posted by Lure at 23:41Comments(0)SMG・PDW

2012年05月15日

GIGNの武器~SMG・その他編~

今回はMP5以外のSMGをご紹介致します。
基本的には出番がありませんが…見て参りましょう。



●ウージー
(英語:UZI、Uzi)



UZIはイスラエルのIMI社が開発した短機関銃です。
イスラエル初の国産の武器だそうで、1951年に開発した直後から生産が始まったとされています。

イスラエルは建国早々に戦争の危機に瀕していました。
そのため貧弱な工業力でも、簡単に・安価に・大量に・しかも素早く生産できることが求められました。
そうしたことから、UZIは部品点数が極力抑えられ、プレス加工を多用し単純な構造になっております。
UZI独特の“L型構造ボルト”と呼ばれる機構により、約4kg近い重量をとなってしまったものの、この重量によりフルオート射撃の制御が簡単になっているそうです。

こういった合理性を求めて製造されたUZIは、他国でも高い評価を受け、次々に採用されていきました。
後にUZIより軽量で、命中精度の良いMP5が登場すると、順次置き換わっていきました。
しかしやはりMP5は高価であるため、未だに色々な国で使われ続けております。

GIGNでは、70~80年代頃まで潜水任務等で使用されておりました。

マニューリンMR73ではなくS&W M686が使用されていたように、当時まだ登場したばかりのMP5は水濡れに弱かったのでしょうか。
それとも高価さ故に使えなかったのでしょうか。
この点は情報不足なため、未だハッキリしていません。

【トイガンについて】
東京マルイから電動ガンとエアコッキングガンが発売されております。
私自身 現物を拝んだことがありませんので、質感・性能等は分かりかねます…申し訳ありません。





以上、『SMG・その他編』で御座いました。
ではでは!  
タグ :GIGN武器UZI

Posted by Lure at 22:32Comments(0)SMG・PDW

2012年05月14日

GIGNの武器~SMG・MP5編~

今回はGIGNでの使用率が極めて高い武器、MP5をご紹介致します。



●ヘッケラー&コッホ MP5
(英語:H&K MP5)



MP5は、ドイツのH&K社が1960年代に開発した短機関銃です。
短機関銃は、第一次世界大戦時に「敵の塹壕を制圧するため、接近戦で優位になるよう弾幕を張る」ということを目的に開発された武器でした。
そのためMP5が登場するまで、屋内や市街地での接近戦を前提とした「命中精度の良い短機関銃」は、ほぼ存在しなかったと言えます。

MP5は同じH&K社G3ライフルの技術を応用し、クローズドボルト撃発とローラー遅延式ブローバック機構を取り入れてあるため、フルオートでも安定した射撃が可能とされおります。

ただし開発・発表された当時は、複雑な機構のため部品点数が多く常に整備が必要だった他、泥や砂に弱い等、過酷な戦場での使用には向いていないと不評でした。
また短機関銃としては高価で、短機関銃ゆえアサルトライフルより威力が低いこともあり、輸出は極少数にとどまり、西ドイツ程度にしか配備されませんでした。

そんな中、1977年に『ルフトハンザ航空181便ハイジャック事件』が起き、対処した西ドイツの対テロ部隊GSG-9がMP5を装備し、世界で初めてスタングレネードを使用、機内に突入しました。
これ以降MP5の特性が認められ、世界各国で採用されていくこととなります。

おそらく特殊部隊ファンの方なら誰もがご存知かと思いますが、一応ご紹介させて頂きました。


ではGIGNでの使用例を見て参りましょう。

GIGNが使用しているMP5のバリエーションとしては、MP5A5をはじめ…

MP5A3


MP5A4


MP5SD3およびMP5SD6



MP5K


MP5K-PDW


MP5-F

…以上の様に、実に多様となっております。

この中で最もスタンダードであったのは、MP5A5もしくはMP5-Fにライト付ハンドガード(いわゆるシュアファイアタイプ)を装着したスタイルのものでした。


『エールフランス8969便ハイジャック事件』から2000年代以降まで確認されており、非常に息の長いタイプとなっております。

上記に記載しましたタイプも、しばしば確認できます。

こちらはSDシリーズですね。

2000~2005年以降からはピカニティーレイルを取り付けたものも登場しました。

今となっては一般的なタイプですね。

こちらは2015年の『パリ同時多発テロ事件』での例です。

数的にはアサルトライフルやPDWに押されておりますが、今後も使用されていくことでしょう。

現在は「特殊なハンドガード」を取り付けたものが主流になりつつあります。

この特殊なハンドガードのMP5は、映画『L' Assaut』のポスター等でも確認できますが、実物・レプリカ共に詳細を確認できておりません。

例えばストックは、B&T製の「バイザー付ヘルメット用・折りたたみストック」だと判明しており、レプリカを中心にエアソフターの方々にて使用されておりますが…

ハンドガードに関してはメーカーや名称等が一切不明です。
もしご存知の方がいらっしゃいましたら、是非ともご一報下さいませ。


【トイガンについて】
MP5自体については、国内・海外合わせて相当な種類が出ておりますので、特に何も問題はないでしょう。

初心者の方からベテランの方まで幅広く使用されているのは、やはり東京マルイ製でしょうか。
再現度等ではトレーニングウェポンと呼ばれるものが一番ですが、値段は非常に高価です。

MP5のどういったタイプを選ぶかは、個人の好みやプレイスタイルに合わせて頂ければ良いと思います。

GIGNが使用しているMP5は、結構何でもアリになってきておりますので・・・





以上、『SMG・MP5編』で御座いました。
ではでは!  
タグ :GIGN武器MP5

Posted by Lure at 23:40Comments(2)SMG・PDW

2012年05月11日

GIGNの武器~ハンドガン・その他編~

ハンドガン編の最終回です。
比較的新しく採用されたものや、フランス軍用拳銃をご紹介致します。
それでは見て参りましょう。





●PAMAS G1
(英語:Beretta 92 G)



PAMAS G1は、イタリアのピエトロ・ベレッタ社が1975年に開発したBeretta 92を、フランスのPAMAS社がライセンス生産したものです。
フランス軍の正式採用拳銃としては『PAMAS』とのみ表記されますが、『PAMAS G1』や『PAMAS G』とフルで表記される場合もあります。
この呼称の変化は「フランス軍」と「フランス国家憲兵隊」を区別しているようにも思えますが、残念ながらこの辺の真意は判明しておりません。

性能や特徴はBeretta 92とほぼ同一です。
唯一 特徴的なのはマニュアルセイフティがないことだそうで、コッキング・デコッキング動作と連動していることから、ベレッタ社のバリエーションである92Sと同じくスライド内に安全装置があるものと思われます。
またグリップには『MAS』の表記がありまして、これは『Manufacture d'armes de Saint-Étienne』つまり『サン=テティエンヌ造兵廠』のことを指しております。

国家憲兵隊に広く普及しておりましたので、GIGNが使用していても全くおかしくないのですが…
GIGNが使用している写真等は、全くといって良いほど見られません。

隊員と共に写ってはいませんが、古い本の写真にて発見することができました。
SIG社のP226やP228が登場するまでの間、使用していた可能性が高いです。

【トイガンについて】
WAからガスガン、マルシンよりモデルガンが発売されております。
92FやM9で代用するのも良いでしょう。





●FN ファイブセブン
(英語:FN Five-seveN)



FNファイブセブンは、ベルギーのFN社が1990年代後半に開発した自動拳銃です。
同じFN社製であるP90のサイドアームにあたります。
名称は5.7mm弾を使用し、かつFN社ということで、銃の名前が とても洒落た感じになっております。

5.7mmx28弾は小さい小銃弾のような形状で、非常に高初速で発射されます。
そのため貫通力が高く、100mの距離でもボディアーマーのハードプレート等を貫いてしまうそうです。
スライドやフレームの表面はポリマーで覆われており、熱を伝えにくくしつつ軽量化を図っております。
またグリップのデザイン・設計が凝っており、5.7mmx28弾が20発も入っているとは思えないほど握りやすくなっております。

GIGNでは同社のP90を使用していることもあり、2000年代になってから使用が確認されております。

これは「ボディアーマーの類が比較的 安価になってきており、テロリストが使用する場合もあるため、貫通力の高い5.7mm弾を使用する」という理由からだと思われます。

【トイガンについて】
東京マルイからガスブローバックガンが、マルシンからCO2ガスブローバックガンが販売されております。
マルシンのものはCO2を使用する 新しいもので、速いブローバックスピードと激しいリコイルショックが特徴的です。
CO2ということもあり、従来のガスガンより安定して使用できるでしょう。





以上、『ハンドガン・その他編』で御座いました。
ではでは!  

2012年05月04日

GIGNの武器~ハンドガン・GLOCK編~

今回はGLOCK系オート拳銃の紹介です。
これまた有名な銃ですので、あまり新鮮ではないかもしれません。
それでは見て参りましょう。



●グロック 17
(英語:Glock 17、G17)



Glock 17は、オーストリアのグロック社が1980年代に開発した自動拳銃です。
発表当時は、特殊なポリマー材質や作動機構から敬遠されがちでした。
しかしその高い作動性と比較的安価なコスト等により、今では様々な軍・警察組織で使用されております。

Glock 17はフレームやマガジンの外側、トリガーと周辺機構等がプラスチック製となっております。
特殊なプラスチックである「ポリマー」により、摂氏200℃の高温-60℃の超低温といった環境でも変形しないとのことです。
200℃の環境下で使用することはまず有り得ませんが、-60℃までの低温なら、寒冷地での使用が挙げられます。
こういった場合、ポリマーフレームの銃は「冷えた金属に皮膚が張り付く」といったことを防いでくれるそうです。
作動性も高く、霜で白くなるまで冷やした状態でも問題ないといわれております。

同時に プラスチックは鉄より精製が簡単なので、生産性の向上とコストを抑えることに貢献しております。
フレームにはある程度の柔軟性があるそうで、その形状も相まって、反動を抑えることに成功しております。
さらにトリガーを引く距離が短いため、上記の反動を抑える効果も合わせて 連射が比較的簡単となっているそうです。

その他機構やデザインにも、それまでの銃にはなかった革新的なものが見られますが、あくまでGIGNの使用する武器として紹介しておりますので、この辺は割愛させて頂きます。

GIGNでの使用例ですが、特殊な環境化でも使用できることは特殊部隊にとって大きな要素であるため、GIGNのみならず色々な特殊部隊が使用しております。

Glock 17はGIGNが使用しているGlockシリーズの中で、最も使用されている割合が多いといえるでしょう。



●グロック 19
(英語:Glock 19、G19)



Glock 19はGlock 17直系のショートモデルです。
P226とP228のように改良されている点は特に無いといわれ、本当に純粋に切り詰めただけのモデルだそうです。
そのため、作動性や構造、デザイン等はGlock 17に準ずるといえます。

日本警察のSATが採用しているとのことですが、残念ながら私の情報網では本当なのか分かりません。

GIGNでも使用されていまして、たまに写真でも確認できますが、Glock 17程多くありません。

写真ではMR73と並んでいることから、GIGNでは正式に(?)使用されていることが考えられます。
しかしGlock 19で訓練をしている・射撃している写真は、中々見かけません。



【トイガンについて】
国内外共に、Glock 17、Glock 19のトイガンが発売されております。
東京マルイやKSC等が代表的ではないでしょうか。

個人的にはGlock 17がオススメです。

GIGNの点では映画でも登場しておりますし、何より他の国・組織の装備にも使い回すことが容易です。
コストパフォーマンス的にも 優秀なハンドガンといえるでしょう。





以上、『ハンドガン・GLOCK編』で御座いました。
ではでは!
  

2012年05月02日

GIGNの武器~ハンドガン・SIG編~

今回はSIG系オート拳銃の紹介です。
様々な国の軍・警察で使用されている銃ですので、ご存知の方がほとんどかと思いますが…
では見て参りましょう。



●シグ・ザウエル P226
(英語:SIG Sauer P226)



P226はSIG Sauer社が開発した自動拳銃です。
原型であるP220からダブルカラムマガジンに改良され、装弾数を大幅に増強しました。
長時間水や泥等に浸けても、確実に作動する堅牢さをもっていまして、銃としての耐久性が非常に高いと言われております。
価格は少々高いとのことですが、予算に余裕のある軍・警察組織、及び特殊部隊では幅広く使用されております。

最近は他の拳銃に置き換えられつつある、とのことですが、まだまだ現役で使用されているようです。

【トイガンについて】
東京マルイとKSCから発売されております。
様々なモデルがありますので、お好みで選ばれると良いでしょう。





●シグ・ザウエル P228
(英語:SIG Sauer P228)



P228はP226を小型軽量化したもので、1989年に発表されました。
P226に比べスライド等が短くなったのが大きな特徴ですが、フレームも少しスリムになり、より握りやすくなっているそうです。
またP226より小さくなった分 価格も比較的安くなり、それでいて装弾数が多めなので、米軍をはじめ非常に多くの軍・警察組織に採用されております。

もちろんGIGNも採用していまして、P226よりはこちらのP228を見ることが多いです。
映画『L'Assaut』では、MR73を撃ち尽くした隊員がP228に切り替えて応戦するシーンがあります。

映画の撮影にはGIGNが協力しているため、ある程度まとまった数が使用されているのは間違いないかと思われます。

【トイガンについて】
東京マルイとタナカから発売されております。
前者はエアコッキングガン、後者はガスブローバックガンです。
どちらも一長一短ありますので、お好みで選ばれると良いでしょう。





●シグ・ザウエル・プロ SP2022
(英語:SIG Sauer Pro SP2022)



SP2022は、SIG Sauer社が2004年に開発した自動拳銃です。
いわゆる『SIG Pro』シリーズは1998年に発表・開発され、当初はアメリカの銃市場をターゲットにスタートしていたようです。
M1911ガバメントのような威力を重視したSIGというべき存在だったとも言えます。
しかしSIG Proシリーズは、それまでのP226やP228より安価であるもののH&K社のUSPやGLOCK等よりは高価なため、あまりウケが良くなかったのが現状です。

SIG Proシリーズは最近の流行ともいえるポリマー製ですが、重量がP228より重くなっております。
これはスライドの厚さ等の改良によるもので、「威力のある銃弾を使用すると軽いスライドではリコイルが強くなってしまう」等の問題を解決したため、とのことです。
この「高威力用の構造」で9mmパラベラム弾等を使用しますと、射撃時のコントロールが容易だということが判明しました。
よってSIG Proシリーズは「より洗練された性能を持つ拳銃」となり、それが一つの売りとなっているようです。

SP2022は、フランス内務省の新正式拳銃の採用テストを勝ち抜き、更に改良し採用された、正に最新モデルといえます。
独自のマウントレイルやグリップ等、実にSIGらしさ・フランスらしさが出ていると共に、ランヤードの追加や20mmレイルに対応できる改良を施すなど、まだ進化途中ともいえる存在です。

フランス警察及び国歌憲兵隊に正式採用され、その他の法務執行向け機関にも配備されつつあります。
もちろんGIGNにも配備されていますが、未だ十分な数は揃っていないようです。

このSP2022より、当初の「高威力」という目標が撤廃されたためなのか、SIG Proという名称は消えていっているそうです。

【トイガンについて】
こちらはKSCから発売されております。
フランス国家憲兵隊仕様の『ジャンダルムリ』モデルも発売されておりますので、拘られる方には特にオススメです。





SIG SAUER系のハンドガンはGIGNのみならず多くの警察・軍隊に使用されております。

1挺あるだけで幅広く使い回しができる銃といえるでしょう。

以上、『ハンドガン・SIG編』で御座いました。
ではでは!