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2012年08月06日

ガスマスクについて

今回はGIGNで使用されているガスマスク・レスピレーターについてです。



ガスマスクは今や世界中の特殊部隊で使用されている備品の一つとなっております。
元々は第一次世界大戦での化学兵器に対する兵士の防護用品でありましたが、昨今は非殺傷ガスやNBC等、その役割も様々です。

対テロ部隊であるGIGNも色々なガスマスクを使用しております。
大まかではありますが、順番に見て参りましょう。



●FERNEZ社のガスマスク

上記の写真が例ですが、1980~90年代頃に着用が多く見られたガスマスクです。
FERNEZ社はフランスのメーカーで、民間向けのモデルもいくつか存在しております。

国家憲兵隊全体では今も相当な数が使用されており、GIGNで使用されている個体も様々のため、残念ながら細かい仕様までは調べ上げられておりません。



●MSA社のガスマスク

非常に有名なメーカー、MSA社のガスマスクです。

化学兵器や放射能下等、色々な状況を考慮している故に複数の型式が使用されているようです。



●AVON社 "SF10"

SASでも使用されていた、もはや説明が必要無いといえる程 有名なレスピレーターです。
GIGNでも1990年代頃に使用されておりました。

SF10の詳細については、私より遥かに詳しい方が大勢いらっしゃるかと思いますので割愛させて頂きます。



●AVON社 ガスマスク (画像はFM50です)

M50という名称をはじめ、米軍や各国の軍、特殊部隊で使用されているガスマスクです。
LE向けにはC50、FM50、FM53、FM54、HMK150等のモデルが存在しておりますが、その他にも数多くのバリエーションが確認できます。
モデルによってはNATO用として一括で運用されています。
GIGNでも2015年に起きた一連のテロ事件時に見られました。

余談ですが・・・
著名なFPSゲーム『Call of Duty;Modern Warfare 3』が2011年に発売されており、2016年という舞台設定でGIGNがAVON社のガスマスクを使用しているという、未来予想図が的中している面白さもあります。



●サバイバルゲームで使用するには

ガスマスクをサバイバルゲームで使用するには、レンズがBB弾の直撃に耐えられない種類もありますので、調べたうえで対策を考えなくてはなりません。

MSA社のガスマスクやAVON社のガスマスクは、以外とeBay等で普通に販売されております。
特にSF10等の有名な個体は、国内でも稀に流通するような存在となっております。

またサバイバルゲーム用に「ガスマスク・レスピレーター型フルフェイスマスク」では、AVON社のM50に酷似したモデルもあります。

恥ずかしながら、私自身はこのフルフェイスマスクしか所持しておりません。

実物の方は友人のS10レスピレーターを中心に、ゲーム中での運用を拝見しております。

ガスマスク型フルフェイスマスクは、個人差はあるかと思いますが、視界は広く感じられます。
フィルター部分がファンになっているモデルが大半で、蒸れや曇りを低減することもできます。
実物ではない分、普通に息ができますので、サバイバルゲームで激しく動く方には こちらの方が良いかもしれません。
質感やロマン要素は実物に敵いませんが、とても安価です。

実物は、基本的に視界は広いようですが、やはりモデルによってはレンズを取り換える必要があります。
またヘルメットやバラクラバと併用する場合、セーフティでの着脱が面倒らしく、外さない状態でいることも多かったです。
他にも蒸れたり、曇ったり、息苦しかったりと、ガスマスクなだけに中々面倒とのことでした。
実物は高価になってしまうこともありますが、それを補って余りあるロマンがあるのは確かなようです。

モデルによっては、どちらも「フィルターが干渉してサイティングできない」という問題があります。
その他に関しましては…実物もフルフェイスマスクも一長一短がある、という感じでしょうか。
やはり ご自身の好みで選んで頂くのが一番かと思います。





以上、GIGNの『ガスマスクについて』でした。

  

Posted by Lure at 14:00Comments(0)ヘッドギア

2012年08月02日

服装について~実物と代用編~

今回は『アサルトスーツ~実物と代用編~』です。



GIGNで使用されている服装の概要につきましては、『服装について~基本編~』にて簡単に解説させて頂いております。

服装の中でも、特にアサルトスーツにつきましては、GIGNを含むフランス国家憲兵隊やフランス国家警察の特殊部隊の装備をされる際に、長らく障壁となっております。

この点は日本国内のみならず、海外やフランス本国でも難関となっております。

どのようなものが使用できるか、また代用ができるか…ご紹介させて頂きたく思います。





1.実物と相場
まず実物についてです。

ブログ開設以来、あまり目にすることのなかった実物の写真でありましたが…
海外サイト『France Airsoft』等をはじめ、色々なサイトにて、過去に写真が掲載されていることがありました。


●1980~1990年代に使用されていたもの

パッド無しのシンプルなタイプですね。

払下げ時にパッチは剥がされてしまったようです。

写真からは、接着剤もしくはアイロン接着にてパッチを装着していたことが伺えます。


●1990年代~2000年代初期に使用されていたもの

大まかな部分は上記のものと変わりありませんが、ポケットやパッチ装着部等がベルクロ式となっています。
この年代のスーツは、入手されている方が(特に海外では)複数いらっしゃるので、近年の民生品やレプリカ等は これらが基になっているのかもしれません。


上記の様な実物は、入手が非常に困難な品となっております。

しかしながら…
2014~2015年以降は特に、実物も十分な資金と手段や技量、そして何より運があれば、手に入れることも夢ではなくなって参りました。

①十分な資金=商品と国際送料、関税がかかった際等のお金があるか
②手段や技量=セラーとの交渉ができるか(英語やフランス語ができるか等)
③運=サイズが合うか、日本へ対応してもらえるか等

私自身も何度かご厚意でお声をかけて頂いておりますが、全てブログの「メッセージを送る」から頂いたものばかりです。
そして例によって「丈は良いが身幅が大き過ぎる」問題により、入手には至っておりません。
つまり…運が無いわけです!(笑)

最も手軽な個人輸入手段としてeBayがありますが、実はeBayでも稀に放出されております。

1980~90年代に使用されていたタイプと、迷彩のタイプですね。
写真は過去の一例ですが、通常のeBayでは検索にひっかかることが少なく、フランス版のeBayからフランス語で検索することで、ようやく少数が見つかる程度です。

こちらにフランス版eBayで「combinaison gign」で検索した場合のページをリンクさせて頂きますが、キーワードを変えるだけでも類似品が発見できることもあります。
例としましては「combinaison gendarmerie」等ですね。

その他、過去に海外の方からメッセージを頂いたこともありますが…
フランス国内やユーロ圏内向けのサイトでは、eBayに比べて放出される割合が高いようですが、日本国内には発送して頂けないことが多いようです。

加えて、出回っているアサルトスーツの大半は(GIGNとされているものであっても)国家憲兵隊や国家警察、海軍等の「関連部隊の払い下げ品」であることも しばしばです。

相場ですが、安価な場合ではアメリカドルで$250~400程度、高価な場合では$500以上になります。
国際送料も加算されますので、決して「安くてお手軽」とはいえない現状です。





2.レプリカや代用品
近年、GIGNも他国の特殊部隊と同様に、隊員個人単位で装備が異なるという場合が増えています。

このため、メーカー品のアサルトスーツにて代用することも可能な範囲となって参りました。

しかしながら、日本国内で出回ることは非常に少なく、個人輸入等でしか入手できないものが大半です。

いくつかのお店を『ショップ一覧』のページにてリストアップさせて頂いておりますので、宜しければ合わせてご覧下さい。


●Kerdier社のスーツ
フランスのKerdier社のアサルトスーツです。

Kerdier社はアコーディオンパッドを備えたスーツを生産している数少ないメーカーです。
CE迷彩のゴアテックスパーカー等も生産しているようで、特に生地や縫製に力を入れられていることもあり、実物と同等の性能があると思われます。
日本国内で取り扱われているお店はないため、フランスから直接の購入となってしまいます。


●Doursoux社のスーツ
フランスのDoursoux社のアサルトスーツです。

当初はDoursouxのお店でしか販売されていなかったようですが、最近になって『Vet Securite』というお店でも見られるようになっております。
Keidier社のように生地や縫製についての説明がないため、本格的なスーツなのかどうかは不明です。


●GK-Pro社のスーツ
フランスのGK-Pro社のアサルトスーツです。

GIGNのみならず、フランス国家憲兵隊・国家警察系装備、特にRAID等にはピッタリです。
GK-Pro社製品はbttc.さんにて販売されておりますので、気になる方は是非お問い合わせされてはいかがでしょうか。


●国家憲兵隊や国家警察 向けのスーツ
GIGN用ではありませんが、国家憲兵隊の機動憲兵隊や国家警察の一部で使用されているものと、非常によく似たスーツが存在しています。

いわゆるPX品に近い位置のものかと思います。
なんとフランス版Amazonでも売られておりまして、コストパフォーマンスも良いです。

こちらはポケットがボタンになっているタイプです。

フランスのインターネットショップでは色々なところで売られております。
2012年頃には既に存在していたため、ロングセラーなのかもしれません。
他方、1990年代のGIGNではパッド無しのスーツも使用されておりましたので、代用にはとても良い品かと思います。


●Fortressスーツとレプリカ
ロシアのスペツナズ(主にFSBことФСБ)にて使用が確認されている、アサルトスーツです。

FSB方面は最近 全く調べておりませんので、詳細は不明ですが…実物は相当なレアものかと思います。
IRT社からレプリカが発売されており、値段も比較的お手頃です。
メインをスペツナズ装備での運用にして、たまにフランス装備で遊んでみる、というのも面白いかもしれません。


●TRU-SPEC社のBDU
GIGNにおける、TRU-SPEC社のものに酷似している戦闘服の使用例です。


TRUジャケット、TRU XTREMEトラウザースの組み合わせで再現が可能ですが、現状では特異な例となります。


●UBAS(アンダーボディーアーマーシャツ)
CE迷彩のシャツです。

メーカーによってポケットの位置や形状が異なりますので、注意深くチェックして頂く必要があります。
例えばGIGNで使用例のあるものは、NFM社やDefcon 5社製等が確認されております。


●フランス軍のジャンプスーツ
フランス軍の放出品の、空挺部隊用のジャンプスーツ(フライトスーツ)です。

いわゆるCT装備では使用例が少ないですが、1980~1990年代の装備や、射撃訓練等で多く着用されております。


●BDUや放出品
お馴染みのBDU、およびフランス軍の放出品です。

数年前、上記の品々が無かった頃の代用手段であり、コストに関しては現在も最も手軽であり続けています。

ネイビーとブラックに関しましては、オーソドックスな4ポケットタイプや2ポケットタイプがあります。
米軍のUCP迷彩等でお馴染みである、ベルクロ付きのACUタイプやUBACS等もあります。
オリーブとCEに関しましては、フランス軍の放出品であるF2戦闘服や空挺部隊用のカバーオールがあります。

BDUではアサルトスーツとは違ってベルトを使用することになります。

映画『L' Assaut』での1シーンではベルトループが確認できておりますが、非常に稀な例であるといえます。





以上、『服装について~代用編~』でした。
実物・代用品問わず、今後も随時追記して参ります。

ではでは~  

Posted by Lure at 14:34Comments(4)服装・パッチ等