< 2018年03>
S M T W T F S
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
アクセスカウンタ
Flag Counter

2018年03月25日

フランス国家警察装備:RAID-DCI-NRBC の考察編

今回は『フランス国家警察装備:RAID-DCI-NRBC の考察編』です。
タイトルの通り、RAID-DCI-NRBCの装備に焦点を当てて考察しております。



最終更新:2018年3月

記事を書く発端となったのは、やはり友人の一人に興味を持って頂いたからですが…
個人的にもRAID-DCI-NRBCは好きな装備の一つでして、考察も やや本格的になっております。
GIGN装備からの縁といえるようなもの…でもありますが、この能書きに関しては最後に書かせて頂いております。

長らく考察していた装備ではありますが、装備品の実物を所持しているわけではありませんので、やはり ただの考察の域を出ない状態です。
今後も、調べて掘り下げながら改訂していく必要があります。
あらかじめご了承下さい。





1.RAID-DCI-NRBC…って何?
簡単には、「DCIにおけるRAIDのNRBC装備」と申しましょうか…

RAIDとは…お馴染み、フランス国家警察の特殊部隊ですね。
2015年の『パリ同時多発テロ事件』にて、BRI等と共に大々的にメディアで取り上げられましたので、ご存知の方も沢山いらっしゃるかと思います。

NRBCとは…こちらもご存知の方が沢山いらっしゃるかと思います。
フランス語では、N(Nucléaire:核)、R(Radioactive:放射能)、B(Biologique:生物兵器)、C(Chimique:化学兵器)と表記されるようです。

DCI(Détachement Central Interministériel d'intervention technique:中央省庁技術介入局)とは…あまり聞き慣れませんね。
DCIは内務省、国防省、経済・財務・民営化省(1995年当時)の3つの省によって、1995年3月に設立されました。

この3つは…
・内務省=RAIDを含む国家警察と国家憲兵隊の出動と協力
・国防省=EOD(爆発物処理)での出動と協力
・経済・財務・民営化省=原子力委員会の協力
…というように、それぞれが「柱」のようになっているようです。

DCIにおけるRAIDの任務は…
NRBCに対する装備と知識でもって それらに対処することに加え、現場の分析、原因の特定と分析(周囲に害を与える装置の探索)等が挙げられます。
もちろん通常の任務と同じく、武装したテロリストや犯罪者への対処、そして民間人の保護も含まれます。

なお、フランス国家警察全体としては もちろん、特殊部隊であるGIPNやBI(Brigade d'intervention)もDCI-NRBCでの訓練に参加しているようです。
GIPNに関しましては、最後に ほんの少しだけ触れさせて頂いております。





2.参考写真
今回の考察で参考としたのは、以下の書籍と写真です。

『Pro Sécurité』 No.84(2010年7-8月号より)


●2010年











●2010年および それ以前


●2011~2012年(?)


●2016年9月



●2016年12月


厳密にはNRBCでない写真も含まれますので、膨大となってしまいましたが…それでも一部かと思います。
『書籍名』や『xxxx年』の部分をクリックして頂くことで、ソースのページへジャンプして頂くことができます。





3.服装とパッチ
NRBCということもあり、よく知られているRAIDとは少し違った印象です。

RAID-DCI-NRBCでは、フード付きのスーツが使用されております。

イギリスのSASやイタリアのGISのスーツと よく似ておりますが…
肩のポケットが存在せず、代わりに通常のRAID等のアサルトスーツのような縫い目(パッドまたは補強)が確認できる等、異なる点が多いです。

残念ながら、昨今 見られるGIGNや国家憲兵隊・国家警察のスーツとは違い、レプリカは存在していないようです。
NRBC用の被服のため、当然といえば当然かもしれませんが(^.^;)

こちらはTFI社のスーツです。

「NRBCに対応したアサルトスーツ」と申しましょうか、NATO/OTANの規定に沿った性能となっております。

もちろん、別のNRBC訓練(軽度な事態を想定した訓練等)や、非致死性ガスの使用を想定した訓練では、通常のアサルトスーツも確認できます。

迷彩パターンのスーツも着用されているものの、後頭部や首元が露出してしまうためか、DCI-NRBCでの「重度の事態を想定した訓練」では ほとんど見られません。

パッチについては、まずRAIDのパッチが挙げられますね。

画像を流用しているのは、単純に分かりやすいからです(^.^;)

リフレクタータイプのパッチは「RAID」に加え「POLICE」や「NEGOCIATION」も確認できます。

いずれもレプリカのパッチ等で再現が可能です。

また『お手軽フランス国家警察特殊部隊装備:まとめ編』でも少しご紹介させて頂きましたが、DCIのインシグニアパッチも存在しております。

ebay等でも稀に見かけることがありますが、レプリカが大量に出回っているGIGNやRAID等に比べると、少しレアな存在です。

その他につきましては…

「青色の四角いパッチ」が挙げられますが、残念ながら詳細不明です。
単なる識別用かもしれませんが、大戦時に見られたような、NRBCにおける何らかの「検知シート」ではないかな…とも考えております。

余談ではありますが、RAID-DCI-NRBCとフランス軍やフランス国家憲兵隊、そして一般的なフランス国家警察も、服装はそれぞれ異なっております。
せっかくですので、少しご紹介させて頂きたいと思います。

●フランス国家警察、GIPN


●フランス国家警察


●フランス国家憲兵隊、PSPG


●フランス国家憲兵隊、AGIGN(旧PI2G)


●フランス陸軍


1枚ずつではありますが、上記の写真はほとんどが同年代に公開されたものです。
今回、国家警察については ある程度調べましたものの…
その他は全く手を付けておりませんので、どなたかに それぞれの装備を開拓して頂きたいと思っております(^-^)





3.レスピレーター/ガスマスク
RAID-DCI-NRBCならではともいえる、レスピレーター/ガスマスクを見て参りましょう。

●ANP VP F1

フランス軍のレスピレーターです。

ポーランド軍でもMP-5という名称でライセンス生産されていたようです。

海外サイトにて、マニュアルを閲覧して頂くこともできます。

一般的な軍用レスピレーターらしく、ストローで水を飲むことができるようですね。
RAIDでは直接フィルターを装着せず、チューブを介しているようです。


●Honeywell 『Panoramasque』

いわゆるパノラマ・タイプのレスピレーターです。

フランス語では しばしば「Panoramasque」という、略語・造語のような、面白い表記が見られます。

RAIDでは、『TH Zephyr』等の「Ventilation assistée(ベンチレーション補助器)」と呼ばれる装置へチューブで連結し、運用されている写真が多いです。

レスピレーター本体と装置本体は普通に販売されていたりしますが…
装置の方は精密機器ということもあり、€700程と非常に高価です。


●AVON 『FM54』

お馴染み、AVON社のレスピレーターです。

ページやショップによってはFM53やFM53A、FM54がゴチャゴチャになっております故に、私自身 あまり見分ける自信がありません。
正確には、最新装備に あまり興味を持っていないだけです(笑)

最新装備ということで、既に色々な国で使用されております他、AVON社の公式ページにも記載されております。
当ブログで解説させて頂く必要はないかと思いますので、ガッツリ割愛させて頂きます(^-^;)





4.ヘッドギア
RAID-DCI-NRBCでは、少なくとも2010~2015年の間だけで3種類のヘルメットが確認できます。
順番に見て参りましょう。

●MSA-Gallet 『KFS V2』

フランスLE装備全体で使用例の多い、お馴染みのヘルメットですね。

bttc.さん やBallistic Airsoftの精巧なレプリカに加え、実物も稀に出回ることがあります。
その点では、比較的 再現しやすいヘルメットですね。


●MSA-Gallet 『TC V2』

こちらもお馴染みのヘルメットです。

年代別に、旧型と新型の両方が確認できたり・できなかったり、という感じでしょうか。
こちらはレプリカが存在せず、海外オークションやフランス本国でも滅多に見られない、貴重なヘルメットとなっております。


●MSA-Gallet 『TC-2001』

国内では「MICH-2001」としてお馴染みの、耳部分が大きくカットされたヘルメットです。

併用されているゴーグルは、お馴染みのBolle社の『X-800』ですね。
レプリカが大量に存在しておりますので、最も再現しやすいヘルメットといえるでしょう。





5.ボディアーマー/ベスト等
こちらは一般的なRAIDの装備と ほとんど変わりありません。

残念ながら、最も多用されているボディアーマーにつきましては、詳細不明のままです。

故に、代用品のご紹介のみとなってしまうのですが…
それでは お手軽編と変わりありませんので、判明している品々も一緒にご紹介させて頂きたく思います。

●Matrix 『SDEU Molle』

代用品の筆頭ともいえる、Matrix社のエアソフト用ボディアーマーです。

その形状から映画『RAID Dingue』でも多用され、それ以来 フランスのエアソフターな方々を中心に一定の人気を得ているようです。

私自身が触れたことのある、唯一の「RAID装備に使える品」でもあります。


●『RD9』

Doursoux等のフランスのショップでも販売されているタクティカルベストです。

ポーチの配置はベルクロで変更できるようですね。

ドットボタンが特徴的で格好良いです!


●Blackhawk 『Load Bearing Suspenders/Harness』

サスペンダーとベルトから成る、Blackhawk社のロードベアリングシステム(ハーネス)です。

ラぺリング降下等を除けば、ハーネス類が使用されることは極めて稀です。

写真ではベルトのバックルが異なるように思えます。
海外ショップの写真では「サスペンダーだけ連結している例」も時折見られますので、部分的に使用することは あまり珍しくないのかもしれません。





6.グローブとブーツ
NRBCという性質上、グローブやブーツも重要な装備品のようで、通常の装備よりもバラつきが少なく感じられます。
特にブーツに関しましては、私自身 調べるのが不得意な装備でして、かつ「足元がアップになっている写真が少ない」ため…あまり良い参考にはならないかと思います。

●Target NRBCグローブ

Target社のNRBCに対応したグローブです。
RAID-DCI-NRBCでは、相当数の着用例が確認できます。


●オペレーターグローブ

Hatch社等で お馴染みのグローブです。

2010年以前から使用例が見られる他、RAIDの装備全体としても多用されております。


●SWATグローブ

お馴染みのグローブですね。

NRBCとは全く関係がありませんが、「やっぱりコレかい!」という感じで載せてみました(^-^;)


●Ranger 『Commando Police』

フランス国家警察のブーツを調べると、必ず出てくるといっても過言ではないブーツです。

NRBCには対応しておりませんが、RAID-DIC-NRBCでも多用されております。


●フランス軍タイプのアンクルブーツ

フランス軍で使われていたものと ほぼ同型のアンクルブーツです。

上記の画像は世界大戦で使用されたものですが、現在もソール以外は ほとんど形状を変えず使用されているようです。
特殊部隊といえばナイロンのタクティカルブーツ…という昨今ですが、何となくヨーロッパらしい・警察らしい感じですね。

なおフランス軍では、いわゆる「2バックルブーツ」を写真のように着用している場合があるようです。

着用方法自体に関しましては詳細不明ですが、2バックルブーツのバックル部分を隠すことで、簡易的にアンクルブーツのスタイルを真似ることができそうです。





7.おわりに
ということで…お送り致しましたが、お楽しみ頂けたでしょうか。

今回はRAIDにのみ焦点を当てておりますが…
少しご紹介させて頂きました通り、GIPNのNRBC装備も多数写真に収められております。
最近は あまり記事を書く時間がないのですが、その内 追記させて頂く予定です。

私がRAID-DCIに興味を持った発端は…遡ること2011年、またもや『Call of Duty:Modern Warfare 3』が人気だった頃ですね(^-^;)

MW3ではガスマスク姿のGIGNが登場し、しばしば海外フォーラムで「格好良い」「実際のGIGNとは違う」といったコメントが見られました。

しかし2015年の『パリ同時多発テロ事件』等では、AVON社のガスマスク/レスピレーターを装備したGIGNが登場し…

MINIMIやFA-MASが確認されたことも含めて、「舞台設定が2016年のMW3でのGIGNは、驚くほど良い線を行っていた」ことになりました。

この2015年の「AVON社の製品を装備したGIGNが確認される」より、2~3年程前の お話しになってしまうのですが…

当時は「実際のGIGNのガスマスクは どんなもの?」と思い、お馴染みのMSA社やFernez社のレスピレーター/ガスマスクを調べるようになっておりました。

その時に、コチラのページにて私は初めてRAID-DCI-NRBCの写真を目にしました。

2010年と数年前のページではありますが…思い入れがあったため、記事のトップ画像にも使わせて頂いた次第です。
MW3のGIGNのスタイルがお好きな方には、きっと共感して頂けるのではないかなぁ…等と思っております(^-^)

現在は『Rainbow Six Siege』が大人気ですね!
アップデートではCo-opモードの『アウトブレイク』に加え、Lionという新しいフランスのキャラクターも登場しております。

当ブログの記事ではLionの装備は考察しておりませんが…
ゲーム等からフランスLEのNRBC装備に興味をお持ちになった方々には、是非とも再現にチャレンジして頂きたく思います。

もちろん私自身も…
オールドスクールなGIGN装備に合わせて、古いMSA社のレスピレーターを いつか購入できればと思っております(#^-^#)

ではでは!



◎参考用リンク

・Histoire et Defense.fr
http://www.histoireetdefense.fr/defense/police/

・Le RAID index
http://le.raid.free.fr/index.htm

・Policenationale over-blog.com
http://france-policenationale.over-blog.com/

・Flikr Hive Mind
https://hiveminer.com/  

2018年03月20日

更新情報~その15~

3月も半ばを過ぎましたが、いかがお過ごしでしょうか。



花粉の季節です!…апчхи!
大学時代から花粉症に悩まされておりましたが、通院と服薬を2年程続ける中で、徐々に解放されつつあります。
1分に3回以上のハイサイクルで くしゃみをしておりましたが、今では1時間に2~3回程となっております。

胡散臭い台詞ではありますが…花粉症、きっと軽減できますよ!



1.更新済みのもの
少しずつ改訂・追記・誤字修整をしております。

『Rainbow Six Siege:GIGN 装備の考察』
私の友人の再現例を追記致しました。

まさか友人とGIGN装備でフィールドへ行ける日々がやってくるとは…という感じです。

記事にある通り、既に複数名の方々が『Rainbow Six Siege』のGIGN装備を再現されております。
そして私の絶妙なタイミングの悪さにより、撮影や許可を頂いてからのブログへの記載ができておりません。
いつかまたGIGNやフランスLE装備で集まる機会があれば、必ずや…と思っておりますが、当日は緊張して忘れてしまうことでしょう(^.^;)

『資料まとめ:海外の書籍』
フランス国家憲兵隊に焦点を当てられている書籍、『Gend' info』を追加致しました。
GIGNはもちろん、フランス国家憲兵隊そのものに興味をお持ちの方には、お楽しみ頂けるかと思います。

『GIGN装備の忘備録』
先日の『GIGN装備の再現:オールドスクール編』でご紹介させて頂いた品々を追加致しました。
解説も少しだけ詳しく記載しております。

『お手軽フランス国家警察特殊部隊装備:まとめ編』
いくつか写真と文章を追加致しました。
「お手軽な まとめ編」でありながら、徐々に長くなってきております(-"-;)



2.更新予定のもの
更新予定としていた記事については、新しくアップさせて頂いたこともあり、少し落ち着いて参りました。

LE方面への統一が完了した最近ですが、先日GIGN装備で屋外フィールドに赴いた際に塹壕戦となってしまい…
やはり1つは野戦用の装備がないと厳しいかな、と考えております。
その内、また軍拡をしてしまうかもしれません。


GIGN・フランスLE方面については…
私自身の装備や友人の『Rainbow Six Siege』の装備が一段落しましたので、しばらくは一休みという感じです。
別の友人から「RAIDやBRIを参考とした装備を組もうかな」というお話しになっておりますので、そちらも更新することになりそうです。

一方では、RAID-DCI-NRBCについての記事を更新する予定です。
写真は50枚以上となってしまっておりますが、その分 考察も少し本格的になっております。
3月中の更新を予定しておりましたが、サバイバルゲームはもちろん、友人との観光や留学生の方の付き添い等々…
中々ゆっくりと記事を書く時間がありません。


ロシアLE方面については…
装備品が一定量になり次第、忘備録の記事を書かせて頂こうかと思っております。
残るはパッチと手錠のみ…というところですが、できればZsh-1ヘルメットも もう1つ手に入れたいですね。
しかしながら、野戦向けの装備も真剣に検討中ですので、あらぬ方向へ手を出してしまうかもしれません。



ではでは~
  
タグ :更新情報

Posted by Lure at 13:19Comments(0)◆更新情報

2018年03月02日

GIGN装備の再現:オールドスクール編

1980~1990年代のオールドスクールなGIGNを再現しよう!



映画『L' Assaut』の影響からブログを始めて5年以上が経過し…
同作品はもちろん、その基となった『エールフランス8969便ハイジャック事件』における「オールドスクールなGIGN装備」は、長年の憧れでありました。

大学時代にGuarder社製のレプリカであるSEAL 2000ベストを使用しつつも、他の装備品の入手難易度の問題があり、諦めてしまっておりました。
今となってはSEAL 2000ベストすら、入手が難しい状態です(-"-;)

一方で、大学時代でのブームが懐かしい「MW3のGIGN装備」を組み上げ…
MW3の舞台設定である2016年には、MW装備やフランスLE装備の方々と集まることができました。

それから1年程 経過しまして…
たまたま入手した1つの装備品をキッカケに、憧れであった「オールドスクールなGIGN装備」へ、少しだけ手を伸ばす運びとなりました。

最新のGIGN装備やゲームのGIGN装備程、知名度や人気はありませんが…
先述の通り、個人的にはMW3のGIGN装備と同じ位に好きな装備スタイルです。

もちろん完全再現には至っておりませんが、一応なりと公開させて頂きたく思います。

少し長い記事ですので、あらかじめご了承下さい。





1.完成型とキットリスト
1980年代~1990年代中頃までのGIGNの装備を、自身のできる範囲で再現致しました。


●1980~1990年代 対テロ装備スタイル

ツナギ状の服装、抗弾・防弾機能のあるバイザーやボディアーマー等、GIGN装備としては初めての導入となりました。
バイザーを通した視界は良好ですが、やっぱり曇り易いです。


●1988年 『ウベア島事件』装備スタイル

装備そのものとしては、流行りのタクティカル系ではありませんが、その分スッキリとしております。
それ故に、サバイバルゲームでも非常に動きやすいです。

ポーズは『Battlefield 1』を参考にしながら、パッチが見えるように考えましたが…
やはり自室が狭く、私の体格も悪いため、見栄えの良い写真が撮れません(-"-;)

さて、映画『L' Assaut』や『エールフランス8969便ハイジャック事件』、そしてオールドスクールなGIGN装備といえば…

もちろんリボルバーですね!

映画や実際の写真、過去の催し、そして最近のRainbow Six:Siege等のゲームと…
数多くの場面で象徴的に使用される、GIGN装備には欠かせない存在ではないでしょうか。

その昔『Battlefield 1942』に『Who Dares Wins』というMODがあり、『エールフランス8969便ハイジャック事件』のマップが存在しておりました。

海外映画好きの私にとっては、ロード画面が『The Rock(1996年)』の曲(ハンス・ジマー)だったこともあり、非常に印象深いMODとなっております。
(ロード画面では、コチラのYouTube動画の04:10辺りから使われておりました。)

そんなこともあって、私は最近『Battlefield 1』ばかりプレイしております。
第一次世界大戦は『Battlefield 1918』というMODで再現されていたのですが、DLCの『In the Name of the Tsar』にて「ロシア内戦」が初登場した時は…
「兵士よ、よくやったー!」という感じでした!(馬鹿ですね)


お話が大きく逸れてしまいました!


最新装備をまとったGIGNでは、もうMR-73が見られなくなっております。
もちろん最新装備も格好良いのですが…
上記のMODをご存知の方はもちろん、私より古くから…例えば「1998年のアームズマガジンのGIGN」等をご存知の方々は…「GIGNも変わったなぁ」と思われているかもしれません。
少なくとも私は…映画でMR-73が多用されていたこともあって、ちょっぴり遠い目で見ております(^.^;)


こちらがキットリストです。

MW3のGIGN装備に比べると非常に少ないです。

なお、当初はSPAS-12の運用を予定しておりましたが…

後述しております通り、内部が破損してしまっておりますので、サバイバルゲームへ導入できない状態です。

余談ですが、背後にある「GIGNのエンブレムが入った旗」はeBay等で販売されております。
2016年の遠征に備えて調達したものでしたが…私単体の写真で使用するのは、今回が初めてでした。


以下より、今回の再現手順をご紹介させて頂きます。

参考にして頂けるような装備品は少ないですが、お楽しみ頂ければ幸いです。





2.再現の参考写真
今回の再現の試みで参考としたのは、以下の書籍と写真です。

『Action Armes & Tir』 No.81(1985年11月号より)



『GIGN GSPR EPIGN』(1990年刊行より)


『Le GIGN En Action』(1997年刊行より)



書籍の『タイトル』をクリックして頂くことで、関連ページへジャンプして頂くことができます。
書籍そのものに興味をお持ちの方は、『資料まとめ:海外の書籍』にて簡単に ご紹介させて頂いておりますので、覗いて頂ければと思います。





3.再現
一部の装備品につきましては、『GIGN装備の忘備録』ページにて 、既にご紹介させて頂いております。


●アサルトスーツ

フランスのGilbert Production社製のスーツです。
価格は送料込みで約€90(約¥12,000円)程でした。

首から足首まで通る、2つの長いジッパーが特徴です。

1980年代には、GIGN以外にもパイロット等によってフライトスーツとして使用されていたようです。


●カバーオール

フランス軍の空挺部隊用のカバーオールです。
しばしば「パラトルーパー・カバーオール」と呼ばれております。

これといった特徴はありませんが、薄手で通気性が良く、かつ頑丈のようです。

GIGN装備のみならず、1着あればフランス軍装備 全体で着回せるかもしれません。


●ボディアーマー

アメリカのSmith & Wesson社製の、比較的古いボディアーマーです。
本体価格は約$110(約¥12,000円)程でしたが、重量があるため送料が高くなってしまいました。

1970~1980年代にかけて使用されていたようですが、詳細は調べられておりません。

選出ポイントは「黒色ではなく紺色であること」「パルステープやゴムバンドを備えていないこと」ですが、肩部分は妥協せざるを得ない形状です。
年代的にもプレートやソフトアーマーの交換を考えた設計でないため、取り出すことができず…24時間365日、いつでもどこでも重いです(笑)

先日、海外の方から「ちゃんと似たようなアーマーあるじゃん!」とメッセージを頂いたのですが…

正直に申し上げますと、すっかり忘れておりました(^-^;)
腹部のベルトをベルクロからファステックスに変更すれば、より近くなるかもしれませんね。


●ベスト

アメリカのFox Tactical社製の、LBV-88ベストのレプリカです。
本体価格は$45.95(約¥5,000円以下)と、非常に安価でした。

その価格とは裏腹にコーデュラナイロンが使用されており、いわゆる「ミルスペック品」のようです。

このためRothco社等のレプリカとは違って、ナイロンの光沢も控えめとなっておりますが、それ程 高品質というわけではありません。
サバイバルゲームで使うには十分、という感じですね。

カラビナはフランス軍の放出品で、Simond社製です。

純粋な老舗アウトドアブランドのため、特にミリタリーには関係ありませんが…
私は高校の山岳部時代にAigleやJack Wolf Skin等の品々を使っておりましたので、少し懐かしく感じております。

なおベスト自体につきましては…
GIGNが使用していたものと同一のモデルを発見できたのですが、約€600と高額だったため…購入できませんでした(-"-;)


●ヘルメット

イタリア国家憲兵隊や国家警察で使用されていたバイザー付きヘルメットで、今回の装備を構築するキッカケとなった品です。
本体価格が わずか約£20(約¥3,000円以下)程で、送料込みでも¥10,000円を切るという、驚異の安値で投げ売られておりました。

実際の『エールフランス8969便ハイジャック事件』では、突入作戦を行うまでの間、同型の旅客機を使った演習が行われておりました。

その時のものとされる写真の中には、こちらのヘルメットが含まれておりまして…
RBR社のヘルメットと共に、現役で使用されていたのかもしれません。


●ベルト・腰回り

あってもなくても程度ですが、ベルトを根幹とした腰回りの装備も導入してみました。

ベルトはフランス国家警察のレザーベルトです。

国家憲兵隊のレザーベルトと ほぼ同型ですね。

ホルスターはイーストA社のレザーヒップホルスターです。

黒革で、トイガン用で、かつオープンタイプのリボルバー用ヒップホルスターとなると…これ位しかありません(笑)
輸入も検討しましたが、MR-73用のホルスターがトイガンのM686に対応していないのは もちろん、革製品故に関税のリスクもありますので…
危ない橋は渡りませんでした。

とはいえ、イーストA社は国内製ということもあって、コストパフォーマンスが非常に高いと思います。
今後も、できればレザーポーチやカフポーチを追加してみたいです。


●グローブとブーツ

お馴染みのSWATグローブと、お馴染みの2バックルブーツのレプリカです。

特筆できることは…ありませんね(^-^;)
ブーツは実物か、せめて本革のレプリカに交換したいところですが…
夏の間に履かずにいると高確率でカビてしまうため、消耗品ということもあり、このままで良いかなぁとも思っております。


●武器
ポンプアクションとリボルバーという、実に古めかしいチョイスとなりました。
装備の年代のこともあって、カスタムらしいカスタムは行っておりません…というより できません!

まずはプライマリであるメインウェポン、M870です。

S&T社製のエアコッキングショットガンですね。

当初はSPAS-12を予定しておりました。
残念ながら、トリガーバーとシアの劣化から破損してしまい、スリング選びも後手になってしまいまして…
修理・交換を渋っている間に、M870を導入する運びとなりました。

1つめの選出ポイントは、SPAS-12より装備の幅を広げやすい点です。
M870のスタイルがウィンチェスター社のショットガンに近いため、予定していなかった『ウベア島事件』装備の再現を試みるに至りました。
いつかMSA社の古いパノラマ・レスピレーターも導入できれば、と考えております。

2つめの選出ポイントは、エアコッキングガンである点です。
昨年11月のMADサバにて、色々なエアコッキングガンを拝見させて頂く機会がありまして、その魅力を再認識致しました。
東京マルイ製のM870ガスショットガンも候補でしたが、対テロ装備は寒い時期に着込むことが多いため、お流れとなりました。
またMP5のSD系統の電動ガンも候補でしたが、ロシア装備では電動ガンの率が極めて高いので、こちらもお流れとなりました。

3つめの選出ポイントは、フルメタルである点です。
恥ずかしながら、私は しばしばトイガンを壊してしまいますので、耐久性は高いに越したことはない…という感じです。
もちろんアルミや亜鉛合金への過信は禁物ですが…(-"-;)

4つめの選出ポイントは、木製ストックである点です。
タクティカル系とは対極である木製ストックのお陰で、「オールドスクールなGIGN装備」と捉えて頂きやすいかな、と思っております。
最新装備な方々と並ぶ機会があれば、同じ部隊でも全く異なる雰囲気になりますので、装備と年代の違いを楽しんで頂けるかもしれません。

GIGNやAGIGN等に加え、アメリカやドイツ、ウクライナ等の警察系の部隊の写真では「新しい装備に木製ストックの銃」というスタイルが見られ、それらの組み合わせが格好良かった…という理由もあります。

この4つのポイントから、暖かい時期には『ウベア島事件』の装備スタイルで、寒い時期には対テロ装備スタイルで…
屋内外問わず、バッテリーやガスも必要なしに…GIGN装備でサバイバルゲームへ参加できるようになりました。


お次はセカンダリことサブウェポン、M686です。

こちらもお馴染み、クラウン製のガスリボルバーです。

このM686は2代目でして、初代は5年以上にわたる歴戦で破損し、ガス漏れを起こすようになってしまい…
現在は京都市内の某所にてディスプレイとなり、行き交う人々を見守っております(⋆^.^⋆)





4.おわりに
やや本格的な装備とはいえ、絶対的な物品数が少ないこともあり、あまりお楽しみ頂けなかったかもしれませんが…

今回は、ロシア装備の方で多くの方々にアドバイスを頂いてきたこともあり、GIGN装備でも少しだけ「考証」を重視してみました。
個人的には、まだまだ学ぶべきことが沢山あると思っております。

一方で…GIGN装備は今回で一定の区切りを迎えたかと思います。

今後の予算等は、全てロシア装備へ戻っていく予定です。

もちろん、友人らの装備のこともありますので…
GIGNやフランスLE装備で集まれる機会があれば、是非とも参加させて頂ければなぁ…と思っております。

別の視点からの お話しとしましては…
ブログを始めた頃はもちろん昨年の春頃ですら、オールドスクールな装備へ手を伸ばせる日が来るとは、全く思っておりませんでした。

例えば、2000年代以降のスタイルのアサルトスーツ等は、海外の方々から何回か声をかけて頂いたのですが…
サイズが合わないため、購入に踏み切ることができませんでした。
その点では ずっと運が悪かった私ですので、今回のヘルメットを入手できた時には、それはもう驚き以外の何物でもありませんでした。

GIGN等に限らず、今現在「好きで ずっと探しているのに見つからず、中々手に入らない」という方々も、ずっと追い求められていれば…
ある日 突然、ふと入手できるかもしれません。

私も今後しばらくは、いつかRBR社製のヘルメットに触れられる日が来ればいいなぁ…等と思い続けることでしょう。

ではでは!
  

Posted by Lure at 19:30Comments(0)装備再現