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2012年04月05日

ベストとボディアーマーについて

今回は『ベストとボディアーマーについて』です。



他国の特殊部隊と同じく、GIGNでは色々なベストやボディアーマーが使用されております。
GIGNのみならず、特殊部隊の装備は個人でバラつきもありますので、網羅することは非常に時間がかかり、またキリがないと思っております。
今回は代表的なものを中心に、順番にご紹介させて頂きます。





1.ベストとボディアーマーを併用するスタイル
1990年代以前から2000年代まで多く見られた、オールドスクールとも言えるスタイルです。
数は少なくなりつつありますが、2015年の『パリ同時多発テロ事件』でも、このスタイルは確認されております。

●ボディアーマー
いわゆる防弾チョッキでして、基本的にポーチ類は装着できません。

例によって分かり易いので、1/6フィギュアの画像で代用しております。
抗弾プレートが入るポケットが確認できますね。

基本的にはネックアーマー(スロートアーマー)やグローインアーマー(アーテリアルアーマー)を備えているか、それらが着脱できるものが多いようです。


後述しております「パルステープを備えたアーマーベスト」が多用されつつある最近ですが…

GIGNはもちろん、国家憲兵隊全体では まだまだ現役のスタイルです。

主な着用バリエーションを挙げますと…
・グローインアーマーがある/ない/収納できる
・グローインアーマーが丸い/角ばっている
・グローインアーマーにパルステープ(MOLLE)を備えている
・ショルダーアーマーを装着している/していない
・ネックアーマーを装着している/していない
…と、様々な種類とスタイルがあります。

こちらはショルダーアーマーの着用例です。

パッチが装着されていることも多いです。


●重装アーマー(仮称)

書籍で紹介されている重装用のボディアーマーで、2002年頃に使用されていたそうです。
アーマーの外装全体は耐火・難燃素材とのことで、身体に面する内側は衝撃吸収用のパッドが備わっております。
ソフトアーマーはアラミド等で構成されており、拳銃弾や散弾、手榴弾等の破片を防ぐことができるようですが、それらが腕部や脚部のパッドにも備わっているのが最大の特徴です。
脚部のパッドの形状は、しゃがんだり膝をついたりする他にも、階段やハシゴ等の上り下り、そして懸垂降下まで考慮してあるそうです。
胴体部分の前後にはハードプレート(セラミックプレート等)を挿入可能で、小口径のライフル弾まで防ぐことができますが…
真剣にフル装備状態での懸垂降下を考えていたのでしょうか(^.^;)


●名称不明のベスト①

1980年代から1990年代初頭まで使用されていたベストです。

下記のベストと同じく、背中が大きく空いたデザインになっております。

単純に古い品ということもあり、レプリカの類は存在していないと思われます。
実物は極稀に出回るようで、所持されている方もいらっしゃいますが、価格は€600程と高価なようです。


●名称不明のベスト②

背中(背骨)部分にドローコードが存在するという、非常に珍しいデザインのベストです。
有名な『エールフランス8969便ハイジャック事件』をはじめ、1990年代の写真では非常に着用率が高いベストとなっております。

映画『フランス特殊部隊;GIGN(L' Assaut)』でも頻繁に登場しておりました。

以下は映画より抜粋です。


劇中では数種類のベストが登場しておりますが、7~8割の隊員は上記のベストを着用しております。

極少数にはなりましたものの、2000年代も健在でした。

一番右手前にいる隊員、車両の最後尾の隊員が着用しておりますね。

使用されているベストの正式な名称は不明ですが、酷似したベストは存在しております。
米軍装備をご存知の方にはお馴染みの、ABA(American Body Armor)社のベストですね。

しばしば『SEAL 2000』等という名称で呼ばれております。

ベスト自体は いわゆる「モジュラーベスト」で、パルステープ(MOLLE)ではなく、ベルクロでポーチを固定する方式だったようです。

また黒色の他にもOD色のものも存在しておりました。


●名称不明のベスト③

上記のベストと交代するかのように登場したタイプです。
ベストの形状は至ってシンプルですが、パルステープの縦幅が広いですね。

この「パルステープの縦幅が広いベスト」ですが、似たようなものとしては、随分と前にBLACKHAWK社も製造していたようです。
GIGNのみならず、オーストリア軍やノルウェー軍等でも見られますので、ヨーロッパにおける「何らかの規格の1つに倣っているのでは」と推測しております。

首回りを除けば、国内でもマックジャパン社製のSWATシステムベスト等で代用したり、制作のベースにできるかもしれません。


●TAC系 ベスト

お馴染みの「TAC ベスト」と、そのスタイルに倣った様々なベスト類です。

両脇のドローコードでサイズ調整をするタイプの、一般的なタクティカルベストですね。

映画でも登場しております。

2015年でも現役で使用されておりましたので、非常に息の長いベストといえるでしょう。

こちらはGK-Pro社のタクティカルベストです。

GIGNのみならず、フランス国家憲兵隊・フランス国家警察の特殊部隊で しばしば使用されているようです。
GK-Pro社に限らず、フランスのショップでも色々なTAC系ベストを見ることができます。


●Arktis社製/Mil-Tec社製 タクティカルベスト

肩回りが特徴的なタクティカルベストです。

実際の写真はもちろん、映画『L' Assaut』でも確認できます。


映画には実際のGIGN隊員の方々が協力しているため、使用されているのは間違いないと思われます。
ただ大々的には使用されておりませんので、個人で調達されたものかもしれません。


●LBV(Load Bearing Vest)

米軍装備でお馴染みの『ロードベアリングベスト』です。

1980年代のGIGNでは、極少数の使用例が見られます。

いわゆる『LBV-88』等と呼ばれるモデルのようで、マガジンポーチは傾斜しておらず、スナップボタンが確認できます。
Eagle社製の洗練されたモデルは使用できませんが、安価で出回っているレプリカ品が使用できるかと思います。





2.アーマーベストを着用するスタイル
アーマーベストという呼称は当ブログのカテゴリー分け用の名称ですので、恐らく正式な呼び方ではないと思われます。

アーマーベストの特徴として…
・タクティカルベストとは違い抗弾プレートやソフトアーマーが挿入できる
・ボディアーマー単体と違い、パルステープ等でポーチが直接取り付けることができる
…という点で分類しております。

米軍を例にさせて頂きますと、TAC-V1がタクティカルベスト、OTVがアーマーベスト、PACAがボディアーマー、という具合になります。

GIGNでは以下のようなアーマーベストが使用されております。

1つは先述のベストと同じく、パルステープの縦幅が広く、放出品やレプリカは ほとんど見られません。
もう1つは通常のパルステープ幅で、色もネイビーと非常に珍しいですが、形状自体は酷似した品が存在しております。

2000年代前後からは、アーマーベストとタクティカルベストの併用例が多く、GIGN以外でも使用例が沢山あります。


入手は困難を極めますものの、極々稀に放出されることもあるそうで、運が良ければ夢ではなくなるかもしれません。

アーマーベストは、パルステープの幅が太いものや、RMVに似たもの、CIRASに似たもの等、数多く使用されております。

しかし2015年以降はOD色のものも多数確認され、結構グチャグチャになってきております(-"-;)

こちらはPSIGやPI2Gで使用されているアーマーベストです。

国家警察の特殊部隊も似た形状のものを使用しておりますが…
国家憲兵隊の方は、ネイビーブルー色のベストを使用している割合が少し高いように思えます。

余談ですが、代用・実用の双方に適したアーマーベストも存在しております。

大きなスロートアーマーが特徴的で、実際に抗弾・防弾性能がありますが、とても高額になること間違いなしの代物です。

こちらはMehler Law-Enforcement社のアーマーベストです。

ガッチリとした外観で、かつネイビーカラーという何とも良さげなボディアーマーですが…
入手困難なことは もちろんのこと、入手できても非常に高額となるでしょう。





3.サバイバルゲームで使用するには
上記のベストやボディアーマー、そして追加用のアーマー・プロテクターについて、サバイバルゲーム等で代用できそうな品々をまとめてみました。
ご参考にして頂ければ幸いです。

●PACA アーマー

とてもシンプルなボディアーマーです。
ベストとも併用しやすいアーマーで、レプリカも沢山あります。


●PT アーマー

こちらもシンプルなボディアーマーです。
後述のSEALベストと合わせて使用されていたもので、相性も良いです。


●Guarder社製 SEAL 2000

上記の「名称不明のベスト②」を再現する場合に、最適なタクティカルベストです。
Guarder社のものはパルステープになっており、昨今のMOLLE系ポーチを取り付けることが可能です。

2012年以前は国内でも少数が出回っていたようですが、最近は見かけることがありません。

本来は米軍特殊部隊の装備ですので、そちらの方で人気なのではないでしょうか。


●TACタイプ ベスト(ドローコードタイプ/ナイロンベルトタイプ)

実物・レプリカ共に数多くありますので、個人で気に入られたものや、予算に合わせて代用されると良いでしょう。

使用例の多いドローコードタイプがオススメではありますが、こちらのナイロンベルトタイプの方が安価です。

使用例や酷似している度合では、オールドスクールなスタイルがお好みの方はEagle社、最新寄りなスタイルがお好みの方はBlackhawk社がオススメかと思います。
フランスという部分に拘られる場合は、GK-Pro社も良いでしょう。


●Mil-Tec社製 タクティカルベスト

国内でもたまに販売されていまして、それ程高価でもありません。
形状が気に入った方は、探されてみてはいかがでしょうか。


●CIRAS

お馴染みのCIRASベストです。
レプリカも沢山ありますので、OD色を選択される場合でも お手軽なベストです。


●MSA Paraclete社製 RMV

MSA Paraclete社のベストです。
GIGNのみならず、RAIDやBRIの装備でも代用可能なベストといえます。
レプリカのベストに比べると価格が少々高めですが、国内でも流通しているベストです。


●Pntac社製 Force Recon Marinetime

Force Reconベストと呼ばれるベストは数多くありますが、こちらはPantac社のベストです。

プロテクターセットもラインナップされており、とても利便性が高いベストですが、個人輸入が主な入手方法となります。


●Matrix社製 MOLLE SDEU

エアソフト用のアーマーベストです。
肩部分がGIGNで使用されているものに似ており、かつプロテクターも付属しているという、お手軽なベストです。
余談ですが、国家警察の特殊部隊を描いた映画『RAID Dingue』でも、衣装的な位置付けで登場しております。
それ故か、フランスのエアソフターさんも しばしば使用されているようです。


●SDU

とてもガッシリとした印象のアーマーベストです。
パルステープ等を備えていないため、サバイバルゲームで使用される場合は、少し汎用性が低いかもしれません。


●OTV

米軍装備でお馴染みのOTVです。
プロテクターとフルセットで販売されていることが多いので、ガッチリした装備を組まれたい場合は良いベースになるかと思います。
プロテクターだけ拝借する、というのも良いでしょう。

IOTVもレプリカが確認されておりますが、こちらは国内であまり出回ることがありません。

OTVより更にガッチリしたイメージですね。


●Libra社製 追加アーマー各種

国内のLibra社から販売されている追加アーマーです。
手軽に重装のボディアーマーを整えたい方には、特にオススメです。


●Eagle社製 CIRAS用アーマー

海外ショップやeBay等で販売されている、Eagle社のCIRAS用追加アーマーのセットです。
CIRAS用ではありますが、構造自体は特殊ではないため、その他のベストでも一工夫して頂ければ取り付けられるかと思います。


●Pantac社製 Force Recon Vest用アーマー

上記のPantac社のベストに付属している、追加アーマーのセットです。
Eagle社のプロテクターと同じような感じです。





2015年以降、GIGNでは非常に多くのベスト・ボディアーマーが確認されるようになりましたので、代用には困らないかと思います。

実物のボディアーマーは、フルプレート状態ですと かなりの重量になります。
私自身は、ロシア軍の6B23-1を所有していた際、フルプレートで半日過ごしたことがありました。
翌日の肩こりが酷かったです(^-^;)

ですので、サバイバルゲームを前提とされる場合は、ヘルメットと同じくレプリカで十分かと思います。

ガッチリしたアーマーを組まれる際は、気付かずに「ゾンビ」になってしまう可能性もありますので、ゲーム中は普段より敏感になって頂ければ良いのではないかな、と思っております。

以上、『ベストとボディアーマーについて』でした。
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