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2012年05月24日

GIGNの武器:ショットガン編

今回はショットガン編です。

ショットガンは、古くは第一次世界大戦の塹壕戦をはじめ、太平洋戦争やベトナム戦争でのジャングル戦などの接近戦で多く使用されました。
現代では対人向けの使用は控えられるようになり、ドアの破壊や警備、暴徒鎮圧が主な用途となっています。

警察・軍組織の特殊部隊では「マスターキー」や「ドアブリーチャー」と呼ばれるように、ドア等を含めた障害物の除去するために使用されていますね。

ご存知の方も多くいらっしゃるかと存じますが、GIGNはショットガンを対人に使用することで有名な部隊です。
人質がいない立て篭もり等の場合には、容赦なく使用されます。

運用思想としては「接近戦・屋内戦で優位に立つため」と、ごく単純なものです。
GIGNは時に、メディア等の表に出ないほど迅速かつ隠密にテロリストを駆除するため、出会い頭の接敵や重火器による反撃に遭うこともある…とのことです(実に広報らしい文章ですね)。
ですので、突入班の先頭に立つ『ポイントマン』による使用例が比較的多いといえます。

信頼性に乏しい情報ではあるものの、スラグ弾を対人に使うことがあるともいわれています。
海外の方々の考察では、「ドアを破壊する時にはスラグ弾を使用するため、そのまま突入して対人に使う可能性は、十分ありえる」とのことです。
さらに「散弾とは異なり単発となり、人質がいる場合でも誤射が少ない」ため、救出任務にあたっても使用されているのでは、と指摘されております。

散弾にしろスラグ弾にしろ、撃たれた側は大変なことになります。
GIGNが『テロリストに容赦が無い』ということだけは、本当のようです。

前置きが長くなってしまいましたが、順番に見て参りましょう。



●レミントン M870
(英語:Remington M870)



M870はアメリカのレミントン・アームズ社が1960年代に開発した、ポンプアクション式のショットガンです。
1980年代から警察用、狩猟用として広く普及するようになり、ショットガンの定番として、非常に幅広い用途・地域で使用されております。

M870は作動不良が少なく、排莢等でも他のポンプアクション式ショットガンより確実性に優れているようです。
またレミントン社の製品ならではの堅牢な内部構造や、高い耐久性を評価され、今日でも軍・警察組織で使用されております。
作動機構に大きな違いはないものの、「ウイングマスター」や「ポリスカスタム」、「マスターキー」と呼ばれるアンダーバレル・ショットガン等、多くのバリエーションが存在しております。

GIGNでは主に創設期~2000年代を中心に使用されておりました。

2000年代以降は、特徴的な折り畳み式ストック(Choate Inc社製?)が多用されております。

一方で…2016年のGIGNへの取材や、2017年のAGIGN(旧PI2G)の訓練では、木製ストックの個体も確認されておりました。


一定数の個体が、木製ストックのまま運用されているのかもしれません。

●トイガンについて
国内だけでも、東京マルイやマルゼン、タナカ、KHC等から発売されております。
海外製としては、S&T等が挙げられます。
サバイバルゲームやコストパフォーマンスの面では、マルゼンのものが良いかもしれません。





●SPAS-12
(英語:SPAS-12、Special Purpose Automatic Shotgun)



SPAS-12は、イタリアのフランキ社が1970年代に開発した自動式ショットガンです。
「特殊用途向け」として、つまり戦闘用として設計されているため、狩猟用や護身用として発展してきたショットガンとは根本的に異なっております。
例えばピストルグリップや照準器、オプションである折りたたみ可能なストック等、人間工学に基づいた設計がされており、プラスチック部品も多用されております。
銃身は多数の通気孔が開いたハンドガード、ヒートシールドが取り付けれており、独特なデザインとなっております。


最大の特徴として、ポンプアクションとセミオートが切り替え可能なことが挙げられます。
切り替えは銃先端部のボタンを押しながらグリップの位置をずらして行いますが、作動機構が複雑で部品点数が多く、排莢不良や故障の原因となっており、さらに重量も重くなってしまっております。
装填時にはフレームにあるボタンを押さなくてはならないため、常に片手で銃を保持しなくてはなりません。

しかし装弾数の多さと連射性能が非常に強力なことに変わりはなく、アメリカの一部の州では民間向けの販売が禁止となっているそうです。

GIGNでもその戦闘能力を評価され、1980~1990年代にて使用されておりました。


黒い姿にバイザー付ヘルメットと、特殊部隊にしてはイカツい姿なので、威圧感のあるSPAS-12が非常によく似合います。

1988年の『ウベア島事件』では、狙撃手の方が背負われているという、遠近に特化したような例も見られます。

●トイガンについて
KTW、東京マルイからエアコッキングガンが発売されております。
双方共に精度は良好で、十分サバイバルゲームでの使用にも耐えられます。
こちらは好みで選んで頂いて良いでしょう。





●ベネリ スーパー90
(英語:Beneli Super 90)



ベネリ スーパー90は、イタリアのベネリ社が開発したショットガンである『べネリM3』と『べネリM4』の双方における バリエーションの1つです。
特殊な内部機構を持っており、それまでの自動式ショットガンの弱点であった連射速度の遅さを改善しております。
ベネリM3の時点で速射性はSPAS-12を上回るとされ、それでいて軽量となっております。
この完成度の高さから、各国の警察組織・軍組織に採用されている他、ショットガンの伝統ともいえるフォルム故に狩猟用や競技用まで幅広く使用されているようです。

しかし切り替え機構が銃先端部に集中しているため、重量バランスの方はSPAS-12より悪いとされています。

GIGNでも使用されており、SPAS-12に比べるとスマートな印象が見られます。

公式には『Beneli Super 90』を採用しているとの表記のみのため、現状ではM3とM4が混在しているものと思われます。

●トイガンについて
東京マルイをはじめ、国内外の多くのメーカーから発売されております。
それぞれ一長一短がありますので、お好みで選んで頂ければ良いでしょう。





以上、『GIGNの武器:ショットガン編』でした。
ではでは~




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この記事へのコメント
初めまして。
一番最後のショットガンなのですが、ベネリ社のsupernova tactical に collapsibleストックというものが付いたポンプアクション式のショットガンらしいですね。
Posted by jp at 2015年02月25日 05:31
>jp さん
コメント頂きありがとう御座います。

なるほど、本体とストックは別々のものなのですね・・・
M1014を少しカスタムした程度のものと思っておりました。

貴重なご情報ありがとう御座います。
次回の改訂の際に参考にさせて頂きます。
Posted by LureLure at 2015年02月26日 23:11
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