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2012年07月28日

MW3:GIGN 背景と武器の考察 編

― This is GIGN HQ!―
― My men are dead or dying! I've been exposed!―

― こちらGIGN司令部!―
― 私の部下が死んでいく! 私も浴びてしまった!―



世界的大ヒットゲームとなった『Call of Duty:Modern Warfare 3』。
いわゆるFPS(ファーストパーソンシューティングゲーム)です。
リアルな描写と洗練されたゲームシステム、映画のようなストーリー展開等の様々な要素で人気を博し、日本での知名度も相当高いです。

ゲームの評価自体は、3部作の内の3作目ですので やはり賛否両論のようです。



映画やゲームでパリが戦場になると、高確率でエッフェル塔が折れます。



さてタイトルにあります通り、このゲームにはGIGNが登場します。
しかし決して主人公的な位置ではなく、チラッと登場するサポート役、ひいては脇役的存在です。


大まかに説明しますと、舞台設定の年代は2016年になっていまして、ストーリーの背景は「欧米とロシアによる第三次世界大戦」となっております。
ロシア軍によるヨーロッパ侵攻の前に、イギリスやフランス、ドイツといった欧州各国に大規模な化学攻撃が行われ、防衛能力が麻痺した状況に陥ります。
私はバカなので、アジア方面がどうなったのかも気になります。


GIGNの司令部が置かれているサトリーの兵舎も化学攻撃を受け、多くの隊員が命を落とすこととなります。
残りのGIGNの生存者達は、化学攻撃に使用された毒ガスの出所を探り、世界中へ毒ガスを運搬していた男を特定します。
その後、男を隠れ家まで追い詰めるものの、侵攻してきたロシア軍の物量に圧倒されて 逆に釘付けにされてしまいます。

そこで!
GIGNの部隊を助け男を拘束するのが、主人公であるプレイヤーのミッションです。
GIGNは助けられる側の脇役なのです…





そんな『Call of Duty:Modern Warfare 3』ことMW3におけるGIGNを、考察してみよう!
…という特別企画でございます。

それなりに長い記事ですので、ご注意下さい。

それでは参りましょう!





1.ストーリーとGIGN
まず初めにサトリーが化学攻撃されますが、実際に行うのは中々に難しいでしょう。
GIGNが常駐しており、訓練に使用する故に武器弾薬も備蓄されております。
加えて「GIGN全員が集合している時に化学攻撃を行う」ことは、さらに難しいと思われます。

しかし100%不可能ではありませんので、巧みに欺かれれば起こりうると言えます。

化学攻撃を受けたサトリー兵舎ではGIGN隊員の多くが命を落とすことになるのですが、GIGNの現時点で分かっている人事から考えますと…

●FI (la Force Intervention):介入部隊 → 約80名

●FOR (la Force Observation Recherche):監視捜査部隊 → 約30名

●FSP (la Force Sécurité Protection):保安警護部隊 → 約35名

● Le détachement GSPR:GSPR分遣隊 → 30名

●FAO (la Force Appui Opérationnel):作戦支援部隊 → 約30名

●FF (la Force Formation):訓練・養成部隊 → 約40名

…以上のように、公表されている人数だけでも(2007年以降の廃統合もあって)、単純計算で約245名以上となります。

※EMOPS(l’état-major opérationnel:指揮・作戦参謀)、EMAS(l’état-major d'administration et de soutien:管理・支援部)は人数が公表されていないため、除外させて頂いております。


介入部隊のうち2つは、当番制の即応体制が敷かれております。
MW3のSASのように「密輸入された兵器を捜査・検挙・押収のために出動した」場合(サトリー兵舎を離れている場合)は、2個部隊である約40名が離れる予想となりますので…最低でもマイナス40名前後となります。

MW3では、主人公が合流した時に「7名が戦闘可能」の状態と報告されます。
倒れている死傷者を数えますと、その場にいるのは大体約10人前後になります。

245 - 40 - (死傷者) = 10名(生き残り) と計算致しますと、最低でも約190名前後が死傷したことになります。
40名前後の即応部隊が出動せずサトリ―に留まっていた場合は、約230名前後が死傷したことになります。



サトリーは兵舎があるとはいえ、常にガスマスクを携行している状態ではありません。
つまり「緊急時には瞬時に装着できるよう、施設内のあらゆる場所に常備している」という状態ではないと思われます。
ゲームに登場した非常に拡散性の高い猛毒のガスが放出されれば、死亡する隊員も少なくはないと考えられます。



この後、GIGNは何らかの情報手段を用いて男の居場所を特定し、彼を追い込むことに成功します。
主人公が国家憲兵隊の青いバンに乗る演出がありますので、GIGNの隊員達も青いバンで男を拘束に向かったのだろう、と推測しておきましょう。
隠れ家が一体どこだったのかは不明ですが、パリの地下墓地(カタコンベ;Catacomb)のどれかだったのかもしれません。



この地下墓地は、主人公がGIGNの隊員達に案内される場所なのですが…
ロシア軍に阻まれているとはいえ、GIGNが抵抗していたレストランから随分と距離があります。

ですので、GIGNが抱えていた問題は…
①男をレストランまで追い詰めたが、ロシア軍に阻まれ取り逃がした
②男を地下墓地に追い詰めたが、ロシア軍の攻撃を受け後退した
…以上のどちらかだと思われます。

ロシア軍が地下墓地にいたことを考えますと 恐らく後者だと思われますが、どちらにせよロシア軍と対峙するのは大変厳しかったことでしょう。

以上が、私なりの大まかな考察となります。
「たかがゲーム、されどゲーム」という感じですね(^-^;)





2.GIGN所属のキャラクター
ストーリー内で登場する、主なGIGNの隊員たちです。
フランス語の日本語表記は難しいですが、一応ご紹介致します。


●Sabre(セイバー)

GIGN部隊のリーダーで、主人公と合流後 地下墓地まで先導してくれます。

武器はG36Cを使用しています。

たまにリボルバーのMP412を使用するそうですが…私は未だに見れた事がありません。

当初は「ローマ字読みすると・・・サブレ?フランスのお菓子?」と思っておりましたが、ばっちりセイバーでした(笑)
セイバーはフランス語で「剣」という意味です。

ちなみにサブレの綴りは「Sable」です(^^;)


●Faucon(フォコン?)

主人公を案内してくれる、GIGN隊員の1人です。

武器は現実のGIGNでも多用されております、MP5です。
地下墓地に入ってからは、SabreとFaucon以外、GIGN隊員は登場しません。

Fauconはフランス語で「鷹」もしくは「隼」という意味になります。

余談ですが、地下墓地以降はランダムで外観が変わってしまいます。


●Tueur(テュエール?)

主人公をサポートしてくれる、GIGN隊員の1人です。
武器はG36Cです。
地下墓地に入る直前までは共闘しますが、それ以降は何故か登場しません。
ゲームの難易度を高くすると地下墓地までに戦死してしまいますので、頑張って生存させてあげましょう。

Tueurはフランス語で「キラー」こと「殺人者」という意味になります。
彼の外観は完全にランダムとなっています。


●Morel(モレル)

ブリーフィング中に登場する、GIGNの司令官。
化学攻撃時に犠牲となった一人です。
「Morel」はフランスでの人名の一つとのことです。

余談ですが、調べましたところ菌類(キノコ)にMorelという略語を持った種類があります。
「この人だけ菌類」というのはないでしょう、きっと…


他にも隊員がいますが、「7名が戦闘可能」でありながら、共闘する隊員は上記を含めて3~4名です。

他の隊員にはランダムでフランス語の名前が付いています。





3.MW3におけるGIGNの武器
シングルプレイヤー・マルチプレイヤーの武器について、「ゲーム中にGIGNが使用している武器」と「現実のGIGNが使用している武器」を考察してみましょう。
あくまで現在の使用例を念頭に考えておりますので、その点をご了承下さい。
また武器の名称は、ゲームに準じたものになっています。


~アサルトライフル~
●G36C

お馴染み、G36Cです。
現実のGIGNも使用しておりますので、特にコメントはありません。

●SCAR-L

5.56mm弾を使用するモデルのSCARです。
現実のGIGNでも、国家憲兵隊のPI2G創設期に試験的な使用が確認されておりました。


~サブマシンガン~
●MP5

GIGNにピッタリな武器、MP5です。
現実でも使用される頻度が高い名銃です。

●P90

ゲームや映画での登場率が高い武器、P90です。
現実のGIGNでは比較的早くから使用されております。

●MP7

お馴染み、人気のMP7です。
2015年に使用が確認されましたので、改めて追記させて頂きました。

UMPも使用されておりますが、.45ACP弾仕様なので除外致しました。
既にP90を使用しているGIGNが、主に威力重視して.45ACP弾を使用する可能性は低いため…とさせて頂きます。
UMP9であれば国家憲兵隊のPSPG等が使用しておりますので、緊急時に使用される可能性は高いかと思います。


~ライトマシンガン~
●MK46

ストーリー(シングルプレイヤー)内でGIGN隊員が使用しています。
現実のGIGNが機関銃を使用することは稀で、フランス軍採用のMINIMIを使用する位です。
ですので、MK46は“本来ならば”GIGNが使用する武器とはなりません。

●MG36

GIGNがゲーム内のストーリーのような緊急の状況で、機関銃を拵えるならば、G36にドラムマガジンを装着したMG36が使用される可能性もあります。
ただGIGNが現時点で使用しているG36シリーズはG36CとG36Kですので、通常のG36となりますと、これまた難しいと言えます。

まとめとしては、あまり軽機関銃を使用しない、ということになります。


~スナイパーライフル~
●Barret.50call

人気のBarretです。
現実のGIGNも使用しておりますので、特にコメントはありません。
個人的には映画のそれと比べると、射撃音が独特だと思います。

●L118A

スナイパーに人気のボルトアクション、L118Aです。
現実のGIGNでもAWライフルが使用されております。
「スナイパーならボルトアクション!」という方へオススメです。


~ショットガン~
●SPAS-12

ショットガンとして有名な銃、SPAS-12です。
現実のGIGNも使用しており、普通に対人に使用します。


~ハンドガン~
●Five-seveN

独特なデザインのハンドガンです。
実際のGIGNも使用されております。

●MP412

中折れ式のリボルバーです。
ゲーム内では「GIGNといえばリボルバー」ということで、Sabreが使用するそうです。
実際のGIGNでは使用されていませんので「GIGNだからリボルバー」というより「GIGNのリボルバーはMR73かM686」という拘りで接したいと思います。
もちろん使用して頂いても全然OKですが、軽機関銃同様、GIGNとしてはあまりオススメできません。

2016年という年代の設定から、最もサイドアームに相応しいのはFive-seveNだと思われます。
P90とセットにすれば なお良いかもしれません(^^)

またGlock18Cも登場していますが、現実のGIGNではG17等フルオート射撃が可能でないものを使用しておりますので、除外致しました。
しかしながら装備との相性はとても良いため、お好みで使用して頂いてもOKかと思います。


~その他~
●M320

H&K社のグレネードランチャーです。
実際にGIGNも使用しておりますので、全く問題ないでしょう。

●ライオットシールド

MWシリーズの代名詞ともいえる武器です。
小火器の攻撃はもちろんミニガンやRPGまで、シールドにさえ当たれば自分は無傷という、何ともゲームらしい性能を備えております。
このシールドを構えている間は、手榴弾等の投擲物や体当たり攻撃しかできません。
強いのか弱いのか微妙なポジションです。

ゲーム内での『サバイバルモード』というモードで『ライオットシールド部隊』を要請すると、これを装備したGIGN隊員3名がプレイヤーを支援してくれます。



シールドを片手にMP5を射撃するという、ゲームならではのスタイルで戦闘します。

前作のMW2で登場した、ロシアのFSBの戦闘スタイルが そのまま流用されている感じですね。

要請してから数秒後にブラックホークと思われるヘリから降下して参ります。

余談ですが(写真の左側の隊員が既にそうですが)、降下時は足がライオットシールドを貫通している状態です(^_^;)

強いのか弱いのか微妙なポジションなのは変わりありませんが、1回の出動で5000ポイントも分捕られます

敵が ある一定の間合いに入ると、シールドで体当たりすることもあります。
また体力が低くなる、もしくは一定以上のダメージをシールドで受け止めた場合、シールドを捨てて普通に戦闘する場合もあります。

いずれにしても、高レベルになると敵兵に蹂躙・瞬殺されてしまいます。


実際のGIGNがこの透明タイプのシールドを使用することはなく、黒い防弾・抗弾シールドの方を主に使用しております。
しかし、フランス警察や国家憲兵隊の部隊と合同で行われる暴徒鎮圧の訓練では、似たようなシールドを使用しております。

実際のGIGNを考慮するならば、オススメはできません。
しかしながらMW3のGIGNを象徴する、雰囲気抜群な武器となっています。





4.マルチプレイヤーとGIGN
MW3のマルチプレイヤー(いわゆるオンライン対戦)では、GIGNの出番は非常に少ないです。

GIGNが登場しますのは『Resistance』という、パリをモチーフにしたマップのみです。


チームデスマッチ開始時にはモットーであるServitas Vitae.のアナウンスが入りますので、発音が気になる方は聞いてみると良いかもしれません。

GIGNも含め、各勢力のキャラクターの外観は装備したメイン武器ごとに変わるようになっており…
①アサルトライフル
②サブマシンガン
③ライトマシンガン
④ショットガン
⑤スナイパーライフル(2種類)
⑥ライオットシールド
…以上の6つの外観が用意されています。

こちらはアサルトライフル装備時の一例です。

現実のGIGNでは、比較的少なめといえるスタイルの装備例です。

ストーリー(シングルプレイヤー)内の外観とは違っているため、お好きな方は観察してみて下さい。

ゲームに登場するGIGNの装備を再現することは、十分可能だと思っております。

大人数で集まるとなると、タスクフォースやデルタフォースに比べてGIGNは人気が無さそうなので、結構難しいかもしれませんね。

3人集まれば、先述の『ライオットシールド部隊』を組むことも可能ではないかと、夢見ております。





ということで…
今回は世界観と武器についてのみ、考察させて頂きました。

各装備についての考察については、コチラをクリックしてご覧頂ければと思います。

実際の再現例につきましては、コチラをクリックしてご覧頂ければと思います。

以上、『MW3:GIGN 背景と武器の考察 編』でした。

ではでは!






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この記事へのコメント
MW3にもGIGNは出てきましたね。確かアームズマガジンのフランス在住のリポーターの方は、実際にGIGNは対策もしっかりと考えているため毒ガスで簡単に司令部が崩壊するのは考えにくいと言っていましたね。実際にサトリーの司令部をリポートしたみたいですから。

MW3でGIGNに合いそうな武器としては他にもUSPやGLOCK18も個人的には有りかなと思います(笑)
Posted by HiroSauer at 2012年07月28日 15:18
>Hiro Sauerさん
恐らく各国の特殊部隊が駐屯している設備は、よほど大規模すぎて穴が出ない限り、攻撃を受けることはないでしょうね・・・

USPは9mm弾モデルなら使用されていてもおかしくはないですね!
GLOCK18は・・・フルオートという点が微妙ですが、GIGNが他のGLOCKを使用していることを考えますと、セミオートなら候補に入ると思われます(^^)
Posted by LureLure at 2012年07月29日 11:03
隼って意味の隊員は、ファルコンと読むと思われます。
Posted by RAID at 2013年04月14日 12:55
>RAID さん
コメント頂きましてありがとう御座います。

私も“ファルコン”と、英語読みと同じだと思っておりましたが、どうやらフランス語読みでは“フォコン”と表記するようです。

ブログでは、日本国内にあるフランス料理店の「Saint Faucon」というお店がカタカナで“フォコン”と表記されていたため、これを参考にしております。

しかし「le nid de faucon」というお店では“ファコン”と表記されていまして、また「Hotel du Faucon」というホテルでは「ホテル デュ ファウコン」と表記されています。、

この“フォコン”と“ファコン”、“ファウコン”のどれが原語の発音に近いか分からないため、“フォコン?”と、語尾に「?」を入れております。

フランス語の発音は難しいです・・・
Posted by LureLure at 2013年04月14日 23:30
私も“ファルコン”と、英語読みと同じだと思っておりましたが、どうやらフランス語読みでは“フォコン”と表記するようです。
Posted by ウブロスーパー at 2013年07月19日 15:33
>ウブロスーパー さん
コメント頂きましてありがとう御座います。

表記の方についてのコメント、感謝です。

Fauconの名前ももちろん、フランス語の発音は難しいです。
また日本語と同じく訛りも存在しているそうですので、未だに“フォコン”と“ファコン”、そして“ファウコン”のどれかの判断はできておりませんが・・・

少し自信が付きました。
ありがとう御座います!
Posted by LureLure at 2013年07月20日 11:28
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